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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 26

故に道中で自ら「黒い噂」の事を告げ、セリーヌに注意を促す一方で詳細については明言を避けていたのだ。
(さて、この選択が吉と出るか、もしくは凶と出るか…)
ジルドは手綱を引きながら、背後の姫君、そして女将軍を盗み見て、微かにその顔を引き締めた。



一方。
リオーネにおいて最も立派な建物の一室で、一人の女が窓の向こうを眺めていた。
「…どうやら、あれがリューンブルクの姫君のようですわよ、お兄さま」
妖艶な笑みをたたえ、女が振り返る。視線の先には、絡み合う一組の男女。
しかしそのまぐわいはお世辞にも仲睦まじく、とは言えない。
言うなれば、一方的。男が嫌がる女に覆いかぶさり、ただ自分の快楽の為だけに黒い欲望を抜き差ししている。
「ひぃっ……やぁっ…やめて、くだ…あうぅっ!…痛、い…っ!」
彼女の悲痛な喘ぎが響く。その様子に、男は苛立つ。
「ちっ、何だ…もう我慢出来ねぇのか。おい、アメリア。そこの棚からいつものアレ取ってくれ」
「…聞いてないのですね、お兄さま…」
不満そうに鼻を鳴らした後、部屋の棚からある物を取り出す。
「…”ブラッディ・ローズ”。これでよろしいのですわよね?」
つかつかと男に歩み寄り、無造作にソレを手渡す。男はにやりと不気味な笑みを浮かべると、一旦陰茎を抜き取った。
「さぁて、お楽しみはこれからだ…しっかり鳴けよ…」
言いながら、渡された物の蓋を開け、中身を指ですくいとる。軟膏に似たそれを指でゆっくりと広げた後、その指を少女秘所に持っていく。
「い、嫌!それは…それだけは!」
必死にもがき、男の指から逃れようとする少女だが。
「どうして逃げるのかしら?ほんの一瞬の痛みの代わりに、至高の快楽が得られるというのに」
女に自身の胸を揉み込まれ、体から力が抜けていってしまう。
その隙に男の指が、少女の秘裂に差し入れられた。
「あ…ひゃっ?!」
身を持ってそれを知った少女は、再びもがき始める。が、それは次第に変化していく。
「…ん…やぁっ…体が……あ、熱い…んぅっ…」
握り締めていた拳は、力を失う。
痛みによる腰の震えが、次第に艶めかしいものに変わっていく。
頬が微かに上気し、虚ろになっていく瞳。
「ふふ、感じちゃって…可愛い子」
切なそうに瞳を潤ませ始めた少女の頬を両の手で挟み、アメリアは唇を重ねる。舌を吸い上げ、唾液を絡ませ、流し込み。濃厚なそれに、少女は酔っていく。
「さて…じゃあ俺も…」
にやにやと笑みを浮かべ、先程入れたばかりの指を引き抜く。入れ替わりに、己の巨根を深々と突き刺した。
「…んっ!んふうぅぅっ!」
口をふさがれているせいで、喘ぐ事すらままならない。それに構わず、男は最初と同じように荒々しく腰を振りたてる。

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