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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 16

剣を強引にもぎ取られ、地面に押しつけられてしまう。
「くっ!放せ!」
逃れようと必死にもがくセリーヌだが、肉欲を剥き出しにしたオークは聞く耳を持たない。更に数本の手が伸び、セリーヌの身を覆う鎧を剥ぎ取っていく。
「な、何をする!」
これから起こる事を予感し、セリーヌの顔が青ざめていく。
胸当てがはぎ取られ、柔らかな胸が露わになる。窮屈な鎧からそれが開放 されて揺れるさまを見て、周りにたかる獣人達は舌なめずりをする。
(…こんな…嫌だ…)
自身の不甲斐なさに、涙するセリーヌ。
(…父を失い、民をも守れず、こんな者どもに堕とされていくのか、私は…)
目の前で、醜い野獣が腰紐に手をかけ、布を下ろす。そこから、黒ずんだ巨根が露わになる。
周りもそれにならい、次々と醜い欲望をセリーヌの前に晒す。
(…嫌だ…)
ぎゅっと目を瞑り、突きつけられたどす黒い意志を否定しようとする。
(私は…こんな…)
無理やり股を開かされ、欲望をその手に握らされ、頬に無理やり押し当てられ。屈辱に涙を流す姫君。

(……嫌だ…っ!)


「はぁっ!」
「せいっ!」


不意に、セリーヌを囲むオーク達が硬直する。
「この…下郎が!」
聞き慣れた声の後に刃が煌めき、顔を強ばらせた獣人達が斬り伏せられていく。
そして、目を瞑ったままのセリーヌに、布がかけられる。
「…ご無事ですか、姫君」
優しい声に目を開くと、そこには見知らぬ男の顔。その後ろでは、鬼神と化したアグネスが剣を振るい、攻めくるオークを蹴散らしている。
「…だ、誰だっ」
かけられた布を身に巻きつけながら、セリーヌは距離を置こうとする。

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