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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 147

硬くなった性感帯を舌先で転がされ、指先でいじくられ、セリーヌの思考は熱暴走寸前。

「は、ぁあっ!ジル、ジルドォ!だめ、おか、しくっ!」

その証拠に、制止を懇願するセリーヌの顔は快感にとろけ、ぐちゃぐちゃ。
それを見たジルドはさすがにまずいと思ったのか、弄り回していた乳突起から指と唇を離した。当然、思考を翻弄させる官能遊戯から解き放たれたセリーヌは、荒げた息で酸素を求める。

「……はぁ……はぁ……」
「……やりすぎたか……?」

ジルドの問いかけ。対してセリーヌは、なんとか呼吸を整えながら、微かに笑ってみせる。

「……そんな事……あるものか。我を本気で満たすには、まだまだ足りぬぞ?」
「……無理しなくてもいいんだぞ」
「……なら無理にならないようにしてくれ……」

ため息。ジルドはかぶりを振りながら、姫君の頬を優しくさすった。同時に、先程まで弄っていた乳首に向かって、再びじらすように指を這わせる。
当然、セリーヌは嬉しそうに体を震わせる。それを見てジルドは、唇の端を軽くつり上げた。
「……無茶な注文ばかりしてくれる」

言いながら、指先で軽くつつく。

「んぅっ」
「……だが、叶えてやるのは男の甲斐性だからな……頑張るさ」

耳元で甘く優しく囁いてから、今度は深い口づけ。喘ぐ途中でセリーヌは舌を絡めとられる。
それからはしばらく、丹念で優しい愛撫が続く。
抱かれ。
揉まれ。
舐められ。
吸われ。
時間をかけてゆっくりと行われる愛撫は、じわじわと五感を侵食。彼女は次第に、愛しい彼の事しか考えられなくなっていく。
「ふぁ……ぁは……!ジ……ジルド、ジルドォ!」
結果として漏れるのは、更にねだるかのような声ばかり。その度にセリーヌは体をくねらせ、しまいには快感のあまり思いきり抱きついてしまう。
だが、ジルドはそれに困りなどせず、むしろ彼女に対し抱き返してくれる。
「……可愛いな、セリーヌ。もっと見せてくれ……君の乱れた姿を」
そして、とろけそうに甘い台詞でセリーヌを更に酔わせる。彼女は与えられる悦楽に溶かされ、彼の優しさにとろけ、既に喜び悶えそう。
それなのにジルドは、ただひたすらセリーヌを愛してくれる。
その結果、生じるのは――

「ジルド、ジルドジルドォ!我は、我はもうっ!」

「……我慢しなくていい……ほら」

「あ、ぁ……ぁはあああんっ!」

――快楽の果てに辿り着く、途方もない心地よさ。
愛撫の果てに絶頂を迎えたセリーヌは、愛する男をかき抱いたまま、艶めかしい悲鳴を上げた。同時に、淫蜜を絶え間なく垂らし続ける秘裂から透明な液体を勢い良く噴き出す。
「……?」
それは当然、抱き合った彼にもかかる。

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