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大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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大陸魔戦記 144

――それからしばらく経ち、言われた通りしっかりと湯浴みを済ませた二人は、どうせすぐに脱がされるであろうバスローブを身に纏い、部屋に戻った。
ちょうどその時、ジルドはベッドの上でお決まりの姿勢をとり、窓の向こうを眺めていたが、物音に気付くとすぐに二人の方を向く。

「…言われた通り、済ませてきたようだな」

そして呟く。すると、セリーヌがふてくされた目で睨み始めた。

「全く、あのまま放っておくとはどういう事だ。あの場合、普通なら湯浴みを手伝うであろう」

しかし、ジルドは嘆息しながら反論する。

「放っておかなければ、君達は間違いなく二度三度とせがむだろう?それだと湯冷めして風邪をひくから、敢えて放った。でなければそんな事はしない」
「うっ…た、確かにそうだが…」

たじろぐセリーヌ。だが、アグネスの方はたじろがない。それどころか、妖しい微笑でジルドと向き合う。

「…なら、湯浴みを済ませた今ならせがんでもいいのだな?」

その言葉に、ジルドはまた嘆息。

「…わかりきってる事を聞くな」

だが、顔にはする気まんまんの表情。
「すると決めた以上はする。…君達が満足するまでな」

そして、笑み。セリーヌもアグネスもごくりと唾を呑み込む。
一方、ジルドは口元に笑みを浮かべると、ゆっくりと立ち上がった。

「…さ、始めようか」

言いながら、谷間を形作る二人の胸元に手を突っ込む。当然、二人の口からは喘ぎ声。それを聞いて、ジルドは更に笑みを濃くした。

「ぁ…は……で、では…ぁん…ジルドの、舐めさせて…もら、うぞ…っ」

と、セリーヌが身を震わせながらも、入り込んだジルドの手が逃げないように押さえ、空いた手を股下へと潜り込ませる。
「あ…ずるい……私もジルドのを舐めたい…っ」

すると対抗意識を燃やしたのか、アグネスもスイッチが入った時の口調で不満を漏らし、セリーヌと同様の動作をとる。
そして、熱にうかされたような眼差しで彼と視線を絡ませると、さっと押し倒した。三人はベッドの上に折り重なって倒れる。

「…ジルド…」
「ジルドォ…」

淫欲に瞳を潤ませる二人は愛する彼のズボンをするすると脱がせ、興奮に脈打つ肉棒をさらさせる。
そのまま、二人は舌を伸ばして――

「…っ」

同時に、一舐め。それ以降は、争うように舐め回す。

セリーヌは舌全体で亀頭をまんべんなく。
アグネスは舌を尖らせてカリや棹をつつくように。

左と右で全く異なる感触。舐め方も違うものだなと思いながらも、ジルドは相乗効果で生み出される快感に呻き声を上げる。
だが、ジルドが呻き悶える度にセリーヌもアグネスも嬉しくなり、益々いやらしく舌を這わせていく。

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