PiPi's World 投稿小説

大陸魔戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 100
 102
の最後へ

大陸魔戦記 102


「…確認する必要はないと思うが?」

一瞬顔をしかめるが、ジルドは口元に笑みを浮かべた。それを見たアグネスも、つられて笑う。

「…愚問、だな」

一呼吸置いて、アグネスは体を起こし、寝間着に手をかけた。たっぷりと間をもたせてから、ゆっくりと脱ぐ。

「…さぁ、たっぷりと…」

一糸纏わぬ姿となった彼女は、舌なめずりをしながら、ジルドの陰茎に顔を近づけた。それとともに、自身の秘所をジルドの眼前に突き出す。
俗に言う『シックスナイン』――互いの性器を舐め合う姿勢に、さしものジルドも面食らった。
まさか自分の性感帯を自ら眼前に突きつけるとは、全く予期していなかったのだ。
これではまるで、責めて欲しいと言っているようなものである。

「アグネス…この体勢は、一体…」

わかりきっているはずなのに、彼女の意図がわからない――混乱気味のジルドは、戸惑いの声をあげる。
すると、アグネスが肩越しに振り返った。その表情はどことなく、不満そうである。

「…責めるだけで満足できるはずがないだろう……」

言いながら、下半身をジルドの胸に擦り付ける。
「私のここを……気をやってしまうくらいに、なぶってくれ…」

もはや恥じらいもなく、ジルドに淫らな行為を求める。

「…お望みならば」

――まだ、混乱からは脱却しきれていない。しかし、彼女がねだるのならば、それをしないのは酷。
なまじ深く考えようとする、理性的思考を捨て去ったジルドは、目の前で震える美肉をしっかと掴む。

「早く…早くぅ…」

急かすようにジルドの陰茎を弄びながら、アグネスは淫靡な笑みを浮かべる。
もたらされる快楽と、向けられる熱の視線を感じながら、ジルドは――
…ふぅっ

「ふぁっ」
軽く、息を吹きかける。秘裂の周りに生える陰毛がそよぎ、アグネスの口から僅かな声が飛び出した。

…チュッ

「あぁっ」
続いて陰毛を掻き分け、蜜を滴らせ始めた入り口に、口付けする。

…ペロンッ

「あ、あっ、あぁ…っ!」
更には舌を広げ、殊更ゆっくりと、舐め上げる。その後で、今度は舌を尖らせ、濡れそぼった筋をやはりゆっくりと、舐め下ろす。

「い…いいよぅ…っ!ジルドの舌が、お○んこをなぶって…すっごく気持ちいい…っ!」

待ち望んだ喜悦を味わい、もたらされた快感のあまり人が変わってしまったかのように悶えるアグネス。
彼女の喉は、ただひたすらに淫靡な旋律を生み出し、切れ切れにさえずる。一方で、眼前にそびえ立つ熱い肉の塔を両手で弄ぶのも、忘れない。

「…くっ…ぅあ…け、結構、上手い、な…っ」

先走りの溢れ出す鈴口を、指先で擦る。
根元にぶら下がる陰嚢を、揉みほぐす。
愛おしそうに全体を、撫でさする。
緩急をつけ、巧みに快感を揺さぶるその動きに、ジルドも息を荒げていく。


SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す