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蘇る魔神たち〜近代の戦い〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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蘇る魔神たち〜近代の戦い〜 9


そして、彼はちり紙で股を拭いているエリーゼに歩み寄って言った。
「エリーゼ…もし、無事に任務を終えて、生きて故郷に帰れたら…」
「このバカあぁぁっ!!!」
エリーゼは顔を真っ赤にしてアレスの股間を思いっきり蹴り上げた。
「ぐおぉぉぉっ!!!?」
股を押さえて地面をのた打ち回るアレスを見下ろしてエリーゼは叫んだ。
「い…一兵卒の分際で上官を名前で呼び捨てにするとは何事ですか!!?勘違いしないでください!!あ…あなたに抱かれたのは、あくまでその必要性に駆られたからに過ぎないんです!!だ…だから私があなたに対して好きとか嫌いとか特別な感情を抱いているとか、そういう事は一切無いんですから!!そこの所を良く覚えておきなさい!!」
「は…はい……申し訳ありません、魔導師殿…」


「ヒール!!」
魔力が完全回復したエリーゼの治癒魔法は素晴らしく、あっと言う間に白エルフの女将校の傷口は跡形も無く塞がった。
だが…
「意識が戻りませんね…」
「出血が多すぎましたからね。後は本人の生命力次第か…もしくは…」
…と言ってリタニアはアレスの方に目をやる。
「僕…?」
「…ですね」
エリーゼもアレスを見てリタニアに同意するように頷いた。
リタニアは言う。
「…ジャスティス二等兵、こちらの少佐殿にも中出しをして差し上げろ」
「えぇ…っ!?」
(二人の様子から少し予想してはいたが)アレスは驚いてエリーゼに訊いた。
「い…良いんですか…?」
「なぜ私に確認を取るのですか…」
「あ…いえ……解りました。ヤります…!」
エリーゼにギロリと睨み付けられたアレスは、上半身裸で仰向けに寝かされている女将校に近づいた。

「…ゴクン…」
目の前に横たわる眠れる美女に思わず生唾を飲み込むアレス。
(…これ本人の許可得てないけど…仕方ないよな…命に関わる問題だし…人助け人助け…てゆうか少佐だったのかよ…そんなに偉い人だったとは…10代末くらいにしか見えないのに…やっぱりエルフの歳は判んないなぁ…)
そんな事を考えながら(自分に言い聞かせつつ)彼は女将校のベルトを外してズボンと下着を下ろした。
股間はほぼ無毛で(エルフは頭髪以外は毛が無いと言われている)露わになった女性器も綺麗な物だった。
皮のブーツを脱がせ、ズボンと下着を取り去って全裸に剥き、彼女の両脚を開いて、その間に割って入った。
アレスは興奮した面持ちでペ○スを取り出す。
さっきエリーゼに二回も中出ししたにも関わらず、もうビンビンに勃っている…。
「ちゃんと濡らしてから挿れるんだぞ」
「は…はい…」
すぐにも挿入しようとしていたらリタニアに釘を刺された。
だが、さっき童貞を捨てたばかりのアレスは“濡らせ”と言われても方法が分からない。
「あ…あの…どうすれば…?」
それに対してリタニアは答える代わりに行動に出た。
「仕方ないな…」
彼女は女将校の傍らにしゃがみ込むと、右手の袖を捲り上げ、股間を愛撫し始める。
割れ目に沿って指を這わせたりクリ○リスを優しく撫でたり、摘んだり、指を少し膣内に挿れて内側を刺激したり…次第に女将校はリタニアの愛撫に合わせて、ピクッ…ピクッ…と身体を小さく痙攣させ始めた。
頬に赤みが差し、呼吸も若干荒くなっている。
それを見てアレスは思った。
(感じてるんだ…やっぱ同姓だから、どこをどうしたら気持ち良いとか解るのかなぁ…)
ふとエリーゼの方に目をやると、顔を真っ赤にしてズボンの上から股を押さえてモジモジしている。
「…よし、ジャスティス二等兵、もう挿れて良いぞ」
リタニアの言葉にアレスはハッと我に返った。
リタニアの指先はベチョベチョに濡れていて、その先から伸びる透明な糸が女将校の股間に繋がっていた。
「そ…それじゃあ、失礼しまして…」
アレスは女将校の両脚を開き、太ももを左右に抱えると、勃起したペ○スの先端を割れ目に当てがい、腰を前に突き出した…。


…彼女は、夢を見ていた。
『どういう事ですか、大佐…!?』
『言った通りだ、少佐。君はこの隊旗を持ってスールの司令部まで下がれ。これは命令だ!復唱しろ!』
『そんな…出来ません!私も皆と共にここに残り、最期まで戦わせてください!』
夢の中…彼女は自分を後方へ下がらせようとする上官に喰って掛かっていた。
それはつい数時間前の彼女の記憶その物であった…。
『それは…許さん』
彼女の上官は彼女の願い出に対して首を横に振ると、彼女の両肩に手を置き、彼女の目を真っ直ぐに見て言った。
『…君はここで死ぬべき人間ではない。生きてくれ。そして死に行く俺達の…最期の希望になってくれないか…』

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