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蘇る魔神たち〜近代の戦い〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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蘇る魔神たち〜近代の戦い〜 7


「…っ!!」
その人物を間近で見たアレスは思わずハッと息を飲んだ。
(なんて綺麗な人なんだ…)
その将校は白エルフの女性だった。
黒エルフのリタニアも美しいが、白エルフの美しさは別格…神々しさすら感じさせる。
まさに妖精の如き美貌だ。
相変わらず年齢は判らないが…。

エリーゼは彼女を抱き起こして呼び掛ける。
「もしもし!大丈夫ですか!?」
リタニアは言った。
「死んではいないようですね。気を失っているだけです。しかし肩に傷を受けていて出血が酷い。急いで止血しなければ危険です」
「私に任せてください!治癒魔法を使って傷口ごと塞ぎます!」
エリーゼは地面にエルフ女性を寝かせ、軍服を脱がせ始めた。
「う…っ!」
アレスは顔を赤くして慌てて後ろを向く。
それを見たリタニアはニヤニヤ笑いながら言う。
「ジャスティス二等兵」
「な…何ですか?軍曹殿…」
「いや…君、意外とウブだな」
「お…大きなお世話です!」

エリーゼは上半身裸にしたエルフ女性の傷口に両手をかざして言った。
「ヒール!」
患部がポァ…と淡い光に包まれる。
ところが、その光はすぐに弱まって消えた。
「あ…あれ?…ヒール!…ヒール!…え!?…どうして!?…ヒール!」
必死の表情で何度も何度も治癒魔法の詠唱を唱えるエリーゼにリタニアが冷静に一言。
「少尉殿、よもや“魔力切れ”ではありませんか?」
「…そ…そう…みたいです…」
さっきシールドを張った時に魔力を使い果たして昏倒してから、まだあまり時間が経っていない。
彼女の魔力は回復していなかった。
アレスは叫ぶ。
「ど…どうするんですか!?このままじゃその人が死んじゃいますよ!」
リタニアは言った。
「まあ落ち着け、ジャスティス二等兵。私達は非常に運が良いぞ」
「う…運が良い?一体どういう事ですか?」
「君が居るという事だ。勇者の血を引く君がな…」
「はあ…?」
アレスは訳が解らない。
リタニアはエリーゼの方に目を向けた。
「…ですよね?少尉殿」
「…そ…それは、まあ…」
エリーゼは何故かうつむいている。
その表情は伺い知れないが、気のせいか顔が赤いように見える。
「あの…話がサッパリ見えないのですが…」
「何だ、勇者の子孫のクセに知らないのか?勇者の血を引く者の“体液”には体力および魔力を回復させる効果があるんだ」
「た…体液!?…というと、涙とか、汗とか、唾液とか…ですか?」
「あとは小水、それに精液だな。特に精液だ」
「シュルツェン軍曹!」
エリーゼが叫んだがリタニアは構わず説明を続ける。
「特に最も吸収効率の良い摂取方法は“膣内射精”だ。ただしこの方法は当然ながら勇者の血を引く者が男性、その体液を必要とする者が女性である場合においてのみ可能である。つまり、この点においても私達は非常に幸運と言える訳だ…」
「つ…つまり…それは…その…」
口ごもるアレスにリタニアは言った。
「つまり、君が少尉殿に中出しすれば少尉殿の魔力は回復する…という事だな。単刀直入に言うと…」
「な…中出し…!!」
「そこだけ復唱しなくて良いです!!」
エリーゼは顔を真っ赤にしてそう言うと、アレスの襟首を掴んで近くの茂みの方へと引きずって行った。
「ま…魔導師殿!?どちらへ…!?」
「今さら何言ってるんですか!?する事解ったでしょう!さっさと済ませますよ!」
「ごゆっくり…と言いたい所ですが、なるべくお早めにお願いしますねぇ〜」
リタニアはそんな二人の背に向かってヒラヒラと手を振りながら見送るのだった。

「あ…あのぉ、する前に一応聞いておきたいのですが、魔導師殿は…その…経験は…?」
「ありません…あなたと同じです」
(…だと思った)
恐る恐るといった調子で尋ねるアレスに、何故かブスッとしたような表情と口調で答えるエリーゼ…おそらく緊張しているのを悟られまいとしているのだろう。
「ただ…」
…と言って彼女は付け加えた。
「…数年前、モップの柄で…その…自慰行為…的な事をしていた時に…その…深く挿れすぎてしまって……ですから処女ですが膜はありません」
「えぇ!?あなたの初めての相手…モップですか!?」
「いや!モップはノーカウントでしょう!?」
そんな馬鹿な話をしていると茂みの向こうからリタニアの声がした。
「お二人とも〜!本当に冗談抜きで早くしてくださいよ〜!」
「「……」」
二人は顔を見合わせる。
エリーゼが言った。
「じゃあ…やりますか…」
「あの…僕、初めてなんで…上手く出来るかどうか…」
「べ…別に上手くなんてしなくて良いです!」
そう言いながら彼女は腰のベルトを外し、後ろを向いて躊躇いがちにズボンを下げた。
「…っ!!」
アレスはハッと息を飲む。
目の前に大きく張りの良いお尻が姿を現した。
どうもエリーゼは胸は無いが、腰幅が広くてお尻はデカいようだ。
いわゆる“安産型”という体型である。

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