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蘇る魔神たち〜近代の戦い〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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蘇る魔神たち〜近代の戦い〜 13

一方、末端の兵士達はそんな国同士の駆け引きなど関係無しに、同盟国の軍人同士という事で酒場で杯を酌み交わしていた。

「カンパーイ!!」
「我が反魔族同盟連合軍に栄光あれぇ〜!!」
「連合軍ばんざぁーい!!」
「ジャスティス二等兵!飲んでいるかね!?」
「は、はい!軍曹殿!」
「まあ飲め!食え!遠慮はいらん!」
「ありがとうございます!伍長殿!」
「聞いたぞ!あの勇者の子孫なんだってな!」
「着剣した小銃一本で襲いかかって来た魔物の一部隊を凪ぎ払って血路を開いたっていう話じゃないか!大したモンだ!」
「…えっ!?(そんな事してないよ!)」
「俺は放屁で魔軍を吹っ飛ばしたって聞いたぞ!」
「そんな力あったら日常生活困りますから!」
「まあまあ細かい事は良いじゃないか!我らが英雄!次の戦いでも活躍を期待してるよ!」
「「「オオオォォォーッ!!!!」」」
「は、はあ…どうも…」
どうも噂だけが一人歩きしているようだ…とアレスは思った。
本当の彼には何の特別な力も無いし、まともに戦って敵を倒した事も無いのだ。

「うっ…飲み過ぎたぁ…」
皆と別れたアレスは一人、宿舎へと向かっていた。
だが歩いたため余計に酔いが回って、足元さえ覚束なくなる…。
「…うげぇー…」
彼は路地裏でリバースした。
「…おい、ひょっとしてアレス・ジャスティス二等兵ではないか?」
「うぇ……?」
後ろから声を掛けられたので振り向いてみると、エルヴァン帝国の下士官の制服に身を包んだダークエルフの女性の姿が……リタニア・シュルツェン軍曹だ。
「軍曹…」
「おやおや…我らが連合軍の“希望の星”がこんな所で何をやってる…」
リタニアは「仕方のないヤツだ…」と言いながらアレスに肩を貸してくれた。
「歩けるか?」
「…何とか…」
「よし、じゃあ行くか」
アレスはリタニアに殆ど抱きかかえてもらいながら宿舎へと戻っていった……。

……いや、そのはずだったのだが……。

 ギシッ ギシッ ギシッ ギシッ…

 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

「…あっ!あっ!…あん!あん!あぁ…♪」

(…あ…あれ?…これ、どういう状況…?)
アレスが我に返った時、彼は自分の置かれている状況がサッパリ解らなかった。
まず今いる場所はメインランド軍の宿舎ではない。
狭く粗末だが、こざっぱりとした部屋…恐らく木賃宿だ。
彼はベッドの上…そして目の前には褐色の裸の背中の上に流れる美しい銀色の髪があった。
断続的に聞こえているのは、肉のぶつかり合う音と女の喘ぎ声。
…そう、彼はリタニアを後ろから責め立てて犯していたのである。
(…OK、解った…どうなってんだ!?何がどうしてこうなった!!?)
訳が解らないアレス。
何せここに至るまでの記憶が全く無いのだから…。
だが今の“これ”は夢ではなく現実だ。
それだけは解った。
「…あんっ!いいぃ!…あっ!あぁ…っ!!もっとぉ…!もっと激しくしてぇ…!!」
(シュルツェン軍曹ってエッチの時はこんな可愛い声出すんだな…意外な一面だ…)
事情は未だ飲み込めないが、とりあえずアレスは今の状況を楽しんでしまう事にした。
リタニアを背後から抱きしめ、乳房に手を回し、わしづかみにする…。
手の平に余るサイズの巨乳…いや、爆乳だった。
「…あぁぁん!」
(おぉっ…揉みごたえあるなぁ〜…)
エルフの女性は女性的な凹凸の少ないスレンダーなボディーラインの者が多いが、ダークエルフに関してはその限りではない。
むしろ男好きのする巨乳巨尻の肉感的なボディの女性が多いのだ(そしてこのリタニアもその例に漏れていなかった)。
性に対しても白エルフは淡泊、黒エルフは好色…というのが一般的な認識だし、実際そういう傾向にあった。
「うぅ…!!シュルツェン軍曹ぉ…!!」
「…あぁ…!あぁぁ…っ!!もっとぉ…!!もっと深く突いてぇ…!!奥まで犯してぇ…!!」
「…軍曹!僕、もう……あぁぁ…っ!!!」
その瞬間、アレスはリタニアの膣内で果てた。
ドクンッドクンッ…と脈動するペ○スから勢い良く精液が放たれ、膣内を白く染め上げていく…。
その一部は子宮へも注ぎ込んだ…。

「…はぁ…はぁ…」
アレスは肩で息をしながらリタニアの膣からペ○スを引き抜く。
「…あぁぁん…」
リタニアは名残惜しそうな甘い声を上げた。
その膣口から精液がドロリと溢れ出てくる…。

「…二つ減点ポイントがあるぞ…ジャスティス二等兵」
不意にリタニアはそんな事を言い出した。
「はあ…?」
アレスは首を傾げる。
事が終わった後、裸のままベッドの上に横たわっていた時だった。
「…まず一つ目…私は中に出して良いとは一言も言っていないのだがな…」
「す…すいません軍曹…!」
慌てて謝るアレス。
「…ま、私は今日は一応“大丈夫な日”だから良いが…エルフは長寿ゆえに子が出来にくいというのは俗説だ。覚えておけ」
「はい、軍曹…!」
「それと二つ目、ベッドで軍曹軍曹言うな。興が醒める…」
「…は、はい…!えっと…リタニア…さん…?」
「“リタ”で良い。親しい者は皆そう呼ぶからな…これから二人の時には君もそう呼べ、アレス」
そう言ってリタニアは微笑んだ…。


…さて、反魔族連合軍はスールの街を中心として周辺に部隊を展開し、簡単な防御陣地を築いてスールを守る防衛線を構築していた。
その北側を守っている一部隊…
「お…おい!ありゃあ何だ!?」
「や…山が動いてるぞぉ!!」
「いや違う!!あれは…あれは竜だ!!とてつもなく巨大なドラゴンだぁ!!!」
兵士達の前に姿を現したのは小山のように巨大な一匹の黒い大竜であった。
「グオオオォォォォォォ…ッ!!!!」
竜は吼えた。
「う…うぅ…」
兵士達も思わず及び腰になる。

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