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暖かく、湿った感触がその先端から伝わってきた。ゆきさんが言うように本当に準備ができている、と強く感じた。
先端が触れたら、もう湿ったソコは、僕のモノを簡単にのみ込んでいった。
「ほら、見られながら、私達つながったよ」
ゆきさんは唇を少しだけ離し、そうささやく。
それを言わないで欲しい;…
まだそういう自分の性癖を認めたくは無かった…
だけど僕の身体は、ゆきさんの言葉に感化されるようにゆきさんの中で大きく律動してしまう;…
「ほら、興奮するでしょ…そういちろうくんがヤッてるところ、皆目を輝かせて見ているのよぉ…」
追い撃ちを掛けるように微笑むゆきさん…
僕の首に腕を回し、その腰をゆっくりと動かし始めた…
ヤバい。(昔の言い方で…僕の身の回りではなぜかわりと古風な言い回しをする人が多かったのだ)これではすぐにでも“発射”してしまう。
「あの、ゆきさん、ちょっと、もう少しゆっくり…」
「恥ずかしいことが増えるのがいいのかな?私も、恥ずかしいけど、それもいいよ」
「ええと…」
判断に迷う言葉だが、ゆきさんは目に見えて動きをゆっくりにしていった。
多少余裕ができた僕は再び向かいのマンションを見た。
先ほどの部屋とは別のところにも人影が現れ、僕たちを見ているような気がした。
再びゆきさんの表情を見る。ゆきさんは僕をからかうような表情でゆっくりと動いている。
僕は判断に迷った。このまま、見られながら、気持ちいい状態と、出したい気持ちと。
どちらにしても気持ちいいことには変わりない。僕の体は自然に動き始めた。
「ゆきさん!気持ちいいです!」
自分でもびっくりするような大きめの声が出た。
「そういちろうくん、私も、気持ちいいよ…」
ゆきさんは少しそんな風な表情もしてくれた。
お互い、外なのに、なのか外だから、なのか、遠慮なく声をあげながら、何分くらい経っただろう。ついに僕はゆきさんの中へと発射した。「イキます!」とはっきり言って。