パートナーシェア 43
「えっ?…寝室でやるんじゃ…」
そう思うのは当然だよね…
「せっかくだから、さっきの続きということにしましょ…」
そう言って、室外機の上に置きっぱなしになっているデジタルカメラを指差すゆきさん…
さっきの続きって;…ベランダでオナった後に女性とセックスする僕を、繋がりを持って撮るつもりなんですね;
「寒い?…」
いやそういう問題じゃないんですけど;…
ゆきさんは僕の返事を待たずとして、室外機の上のカメラをセットしているし;…
こうなったらもう、僕は覚悟を決めるしか無いですよね;
「あらぁギャラリーもいることだし、頑張らないと…」
へぇ?…
目配せするゆきさんの視線の先を見る。
向かいのマンションに見えるシルエット…それは明らかに人の形をしていた…
「やっ、ヤバいですよ!…見られてますって!」
僕は慌てて勃ったソコを両手で隠した。
「何を今さらじゃない?…見たい人には見せてあげましょうよ…」
そう言いながらゆきさんは、マンションに向かい手を振る…
「ピュゥ−!!」と、轟く指笛…
これって“確かに見ている”って合図なんですかね;?…
「さあ、そういちろうくんも勇気を出して…」
「あっ…はい…」
女のゆきさんが惜し気もなく全裸を晒している以上、男の僕が恥ずかしがっている場合じゃないもんな;…
僕は怖ず怖ずとではあるが、隠していた両手を左右に開く…
「やっぱりさっきより勃ってる…、凄い角度だはぁ」
「あっ;…そんなことは;…」
確かに腹にピッタリと密着する僕の勃起は、90度以上のものがあるかもしれなかった;…
「ふふ…そういちろうくんの裸…知らない人に見られている…、そういちろうくんのソコに…皆の視線が集まる…」
呪文を唱えるようにして僕の耳元で囁くゆきさん…
それに促されるようにして、僕の先端の口に汁玉が出来ていく;…
「か、からかうのは止めてください;…」
僕は慌ててそんな自分を否定する…
「あらぁ、まだごまかすんだぁ〜…まあ身体は正直ってことかしらぁ?…」
うっ;…返す言葉がなかった…
確かに僕は“見られている”って“恥ずかしさ”に、異常に興奮する質があるらしかった;…
それはこれまで自分は、至ってノーマルだと思って疑わなかったのだから、戸惑ってしまうのも当たり前だよ;…