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すぐにパンティ一枚になったゆきさん。相変わらず寒いことには変わりないが、僕の心臓の鼓動はさらに早まる。
「そういちろうくん」
ゆきさんは僕の背中に腕を回して、そして、唇同士を接しさせた。
柔らかい胸の感触。暖かい感覚。僕も、ゆきさんの背中に腕を回した。
ゆきさんは、片方の手を僕の下半身へと移動させた。
「もう大丈夫そうね」
ペロンとお尻の方からトランクスを捲くられ、そのまま足首まで下ろされる…
冷っとした外気が普段は隠されている部分に直撃するにも関わらず、上を向いた僕のソコだけは熱く火照っていた…
「素敵よ、そういちろうくんの…」
カメラのレンズに向かい、身体の向きを変えられる…
その赤く灯った光の前で、僕は硬く目を閉じた…
“僕は、ゆきさんに、そして、周りから、見られながら、オナニーする”
僕は強くそう感じ、身震いした。改めて、恥ずかしさが胸の奥から沸き上がった。
僕は右手をその熱いところに当てた。そして、それを握り、上下を始めた。
周りから聞こえてくる音は、遠くの車の走行音くらい。
ふと思った。僕は普段、オナニーって、何をオカズにしていたっけ…
ここに引っ越してきてからは、当然オナニーどころではなかったのだ。
あんなにも毎日していたのにな…
そういった意味においては、ここでの性生活は充分過ぎるぐらいに充実していることに、今更ながらに気づかされる…
カサカサとした擦れる音に、クチュクチュとした憂いが混ざる…
先走り液が溢れ出してきたのだ…
僕はその粘り気を全体に絡めるようにして、その濡れそぼった起立を堂々とレンズに向けた…
ここに来てからのいろいろなことが頭に浮かぶ。
みちよと、さやかさんと…あの男性店員のことはなるべく思い出さないように…そして、すぐ前のゆきさん。
僕は目を開けた。いつの間にか、ゆきさんはパンティまですべて脱ぎ去って、カメラを構えていた。
「あ、ゆきさん、イキます!」