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Mr.
官能リレー小説 - 職業

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Mr. 6

照れながらゴミ箱のティシュの山を半透明のゴミ袋に移す…
馴染みある栗の花の匂いがプゥ〜ンと香り来る…
ホントは栗の花の匂いなんて嗅いだことなんて無いんだけど…まぁこんな匂いだって昔から言うもんね;

「取り合えず座ってよ…」
ベットのマットをポンボンと叩く…
このベットの上に女の子が座るなんて、もう何年かぶりのことだ;

ニコッと微笑み、俺の横に腰を下ろす彼女…
彼女から漂い来る優しい香りで、俺の鼻腔に残ったあの栗の花の匂いは欠き消される…

やっぱり女の子っていいよな…
その女の子特有の香りを嗅いで染々と思ってしまう…
まぁこれは香水によるところも大きいだろうけど、そうだとしてもこんな甘い香り、男からは絶対に漂って来ることはないもんね…

「なんか緊張しちゃうな;…」
日本語が分からないと思うと…逆に思ったことがスラスラと口から出る…
こんな童貞みたいなウブな台詞…日本人相手だったら絶対に言いやしないと思うけど;…

「Mr…」
俺の膝の上に手のひらを置いてくる彼女…
その手はゆっくりと内股に移動し、際どい箇所を撫で撫でしてくる…

おっと;…勢なりですか;
思ってもいなかったその積極性に戸惑ってしまう;
俺は女の子じゃないけど、もうちょっとムードを盛り上げてから始めたい…

「急ぐことないよ…シャワーでも浴びる?…」
多分俺は汗臭い…どうせヤるなら綺麗な身体で愛し合いたいし…

俺の言葉が通じたのか?…俺のシャツを脱がせてくれる彼女…
上半身だけとはいえ、緩んだ身体が恥ずかしい…
「ジムとか行ければいいんだけど、やってないからな…」
ホントはそんな所に通ってはいないけど、スーポツグラブに休業要請が出ているのは知っていた…

まぁコンビニに弁当を買い物に行く以外は自宅にずっと籠りっきり…
俺じゃなくてもリモート“デブ”は確実に増えていると思うけど;…
俺は照れながら腹の脂肪を摘まみ上げる;…
これでもカノジョがいる時は、ちゃんと腹筋は段を成していたんだけどね;
やっぱり誰かに見られるってことは身体を鍛える上で重要なことなんだろう…
今の俺が裸を晒すといったら、出張先のアパホテルの大浴場で、男の前で裸になるだけだもんね;…

晒された俺の肌にスゥーっと指の腹を滑らせてくる彼女…
おいおい;…シャワーを浴びさせてくれるんじゃないのかよ?;…
なぞるようなその指先は、俺の乳輪を円を描くようにしてゆっくりと触る…

「ぁぅ…;」
ゾクゾクっとした快感が呼び起こされて、自分の声とは思えない変な吐息が漏れてしまう…

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