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女捜査官
官能リレー小説 - 職業

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女捜査官 4

(そんなの無しでも大丈夫なの知ってるじゃないですか。)
(装備局からの依頼なの。今後無人ドローンや無人飛行艇などに装着する予定らしいわ。)
(了解。つまりデモンストレーションにはプロのほうが都合がいいってわけっすね。)
(まあそんなところね。ところで潜入ルートだけど…)
(ああ、無駄口が多かったみたいっすね。通気口はあるにはあるんっすけど、人が入れるのは地下に通じるストレートな縦穴しかないっすね。まあ、普通は通気口なんてそんなに大きいの必要ないっすから。で、どうするんすか。)
(ラぺリングで降りるわ。ハーネスと高性能モーターはすでに装備しているわ。)
(腰に装備するスリングはどうするんすか?)
(残念だけど、現地調達するしかないわね。このビルの消防設備を探したら適当な縄があったから。)
(うわ、なんかSMで束縛されているみたいっすね。)



若い琉唯の肌は柔軟で、無骨な防災用の荒縄が見た目は幼い肌に食い込んでいる。
ついさっきまで相棒に送っていた視覚イメージ情報をシャットダウンしたために、本来の彼女の姿が相棒の視界に生々しく映っているのだ。
琉唯は荒縄の結び目を引っ張りながら、安全性を確かめる。ロープワークに関してはサバイバル研修で習得してからかなり使用している。サバイバルでは結構必要な知識だからだ。この技術については、中の上ぐらいのレベルだろう。
 しかし、ロープは彼女の加重を適度に分散しながらも、しっかりと股間をとらえていた。
 ミスではない。彼女たちは日頃の訓練の中にハニートラップ訓練も用意されており、少量の媚薬摂取を無自覚的にされており、習慣的に性欲を高めるような体にしくまれているのであった。
 だから、他のメンバーが極度な性的な痴態を見せるのもいわば自然の成り行きであった。琉唯自身、安全県内では男性と積極的な行動はないにしても無自覚に自慰行為を選択している。

 −頭脳は移植されているとはいえ、幼児の肉体でこれほどの肉欲が芽生えようとはー
幼い太ももと股間に巡らした縄に窮屈な感触を覚えながらも縛られ、苦痛を与える快感に琉唯は期待を示している。しっかりと固定したロープを握りしめながら通気口入り口の金網を外す。
下から、湿った空気が漏れてきた。漆黒の空間から風が流れてきている。おそらく通気をよくするためのファンが取り付けられているのだろう。
 「あうん。」
 縄で高速された股間が風に刺激されて琉唯が色気のある声を漏らす。
(下に降りたらとりあえず、トイレで軽く逝っちゃおう。このままじゃ敵に色目を使いそうだわ)
(琉唯。伝わっているっすよ。思考伝達もう少しコントロールしないと、本部の男におもちゃにされるっすよ。)
(え、あ、ごめん。と、とにかく、指向性、非可視光線を点灯して。眼鏡型暗視装置で降りてみるわ。)
カシャンと音がしたが、傍目には暗黒のままである。内ポケットにしまわれていた眼鏡をかけると鮮明に底までの様子がうかがえた。この眼鏡も特殊性で傍目にはふつうの眼鏡っ子な園児にしかみえない。

眼鏡はモニターの役割をしている。
小型カメラに配属されている、非可視領域まで可視化する装置を中継しており一つは眼鏡横、もう一つは足部にに装着されている。
ラぺリングは最低限の装備で降下できる技術のため、こんな非常時にも対処できるのが利点だが、股間を締め上げるロープの感触は彼女の性感帯を強く責め立てる。
 できるだけ、安全性を重視して肩に回す方法をとったが、思ったより縦穴は深く、苦痛とも快楽ともつかない刺激はしばらく続いた
 (この長さなら降りる前に行けるかも)
 できるだけ思考が通信に乗らないよう配慮しながらゆっくりと加工していく
やがて固い鉄骨の金網の感触がした。どうやらファンは直接的には接触しない形状らしい
今度はこの留め具を外さなければならない。
気をやる寸前の感触に耐えながらロープで金網を固定した。これは外したときに落下音を出さないための配慮だった。次に小型超音波発生装置を取り出す。ねじを外してもよいが、手動では時間がかかるため、最短の方法をとるのだ。


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