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女捜査官
官能リレー小説 - 職業

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女捜査官 3

「じゃあ。脳内通信に切り替えるから。実際に感じてみて。声より鮮明に認識できるはずよ。」
(これが脳内通信。思考を伝達できるはずよ。慣れてくれば映像情報も直接やり取りできるわ。一応言語と視覚情報に限られているから、伝達者の思考、プライバシーまではやり取りできないようになっているの。たとえば、私がレイプされたとしてもその嫌悪感や、強姦の感触までは伝達されないの。安心でしょ。)
(まあ、表向きは安全ってことっすね。バックアップの連中にはどの程度伝わっているかは不明っすけどね)
(飲み込みが早いわね。それに案外頭も回るようね。だから、余計なことは詮索しないことをおすすめするわ。)
(まあ、私も命かけてるっすから、必要最低限の情報は欲しいっすね。今回の達成目標、相手の正体、能力、武装は知りたいですから。)
(そうね。今回の目的は、忠興進35歳彼を確保すること。そして、その能力による取引を未然に防ぐことよ)
(そうそれ。相手の能力はなんなんすか。)
(彼の能力はおぞましいものよ。彼の射精した精液を摂取した女性の完全洗脳。)
(うっわ。最悪。聞きたくないっすけど、詳細は一応教えてほしいっすね)
女児爆破未遂事件覚えている?)
(ああ、女子児童ピー【自主規制】歳が某組のやくざ事務所に爆弾を仕掛けたっていう事件っすね。若頭っていうのが優秀で事前に防がれたっすよね。まさかあの年齢の女の子に…)
(彼女に強姦のあとはなかったそうよ。でも膣内からは少量の精液が見つかった。そこからDNA鑑定をした結果たどり着いたのがあの男というわけ。若頭はどうやらボスの知人らしくてね。結構頭が切れる人らしいわ。その後若頭が組織を使って独自に調査し、彼の周辺の女性が不可解な証言や行動をしていることが発覚。で、私たちの表の組織、公安X課。超能力調査局が乗り出すことになったのよ。)
(つまり、やくざの尻ぬぐいってわけっすか。)
(まあ、そういわないで。必要悪ってわけじゃないけど、今回の犯罪は結構危険なのよ。さっきの少女。強姦のあとはないって言ったわね。)
(つまり、直接的でなくとも、精液を摂取させた女性を洗脳させる能力ってことっすか。)
(そうよ、今取引されているのが彼の精液で、他の組織にでも流れたら相当まずいことになるわ。)
(了解。で乗り込むのは状況把握の優れている私が行くわけっすね。)
(いいえ。あなたの体じゃ通気口は無理よ。私が行くわ。)
(その4歳児の肉体でっすか?)
(仕方ないわ。脳を移植されてようやく4歳まで成長できたけど、これまでできる訓練はやってみたわ。あなたはここからバックアップをお願い。)
(今まで、音声だけしか知らないパートナーが4歳児だったとは、今日一番の衝撃っすよ。)
(脳の年齢は秘密にしておくわ。あなたの能力はいままで観察させてもらってたけど、すでに一流の部類よ。自信をもってね。)

(了解っす。じゃあ。潜入ルートの説明をするっす。今のところ、目の前にいる見張り役らしき、蛍族【タバコ吸うひとだよん】は武装はしていないようっすね。)
(ここで下手に武器を所持していたら、職務質問のついでに家宅捜査されても文句は言えないものね。でも、武器に頼らないプロのほうが怖いわ。下手な自信を持っていない分、慎重よ。先ほど視覚データを本部に送った結果、海外の某国お抱えの裏組織みたいね。)
(左は道場破りのついでに、そこの娘を強姦して妊娠させた札付きの武術家よ。)
(でも取引しているあのビルは地下にある大空間とつながっているみたいっすね。感じからして放棄された地下鉄と駅のようっすね。映像をイメージで送ってみるっす)
(確認したわ。おそらくあのビルはあの地下道に通じる道を手にいれるためのカモフラージュだったようね。)
(敵が出てくるとしたら正面か地下道のどちらかっす。正面の場合は自分が狙撃して確保。・・でいいすよね。)
(任せたわ。あなたに渡したマシンガンだけど、一発目はゼロショットだと思って。その軌道を中継しているコンピューターが計算。上のスコープが適切な標準を結んでくれるわ。発射するごとにその精度は向上するし、銃口も機械が微調整するわ。)

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