海で・・ 730
「あぁ…すご、いっ、一馬くん…」
「優ちゃん、全部入った…」
「嬉しい…」
優ちゃんが僕の背中に両手を回す。
僕は優ちゃんの片足を上げたまま、少しずつリズムよく腰を動かしていく。
「あ、あっ…一馬、くんっ、あっ」
優ちゃんが可愛い声を上げる。
もう片方の膝も抱え上げ、僕は腰の動きを段々に速めていく…
「ああ〜ん!…一馬くん…気持ち…いいよぉ〜!…」
優ちゃんはシーツを握りしめ、切なそうな声を上げる。
「僕もだよ…優ちゃんの中…凄く気持ちいいよぉ…」
両膝を抱えながら腰をせり出し、優ちゃんの奥へ、深く深く己を導く。
「あ、あぁ…ぃイッ、いい…ぁ、あぁぁあぁ!!!」
「優ちゃんっ、すごく、きつい…」
「いい、もっと、一馬くんの、もっと…」
優ちゃんも自分から僕を求めてくる。
「あぁっ!激しい、っ…なんか、きちゃいそう…」
「僕も、すごくよすぎて…もうイッちゃいそうだよ」
「イコ…一緒にイコぉ……!」
「ああ、優ちゃん…一緒に、一緒になぁ!!…」
僕は懸命に腰を打ち据え、パンパンという音と共に速度を速めていく…
「ああああああああああ!!!!…!…か、か、一馬く……ん!!」
優ちゃんはひと際甲高い悲鳴のような声を上げ、ビクッと身体を震わす。
僕も最後の力を振り絞り、優ちゃんと一緒に達せるように腰を振った。
フッと身体から力が抜け、次の瞬間、ドクドクと熱い何かが下半身から放出される。
それは優ちゃんの胎内に流し込まれ、満たしていく。
「一馬、くん…」
「優ちゃん…」
力が抜けて僕は、優ちゃんの身体の上に崩れ落ちてしまう。