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僕の恋人女教師
官能リレー小説 - 年上

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僕の恋人女教師 10

「生徒の悩みを解決するのは、教師としてやらなきゃいけないことだからね」

教頭―原野直子先生は、優しく微笑んでそう言った。
年上、それこそ栞さんやまどかさん、恭子さんよりも一回り、それ以上歳が離れているが、この人はそれを感じさせないくらい若い。
クラスメートの中には熟女マニアもいて「教頭はエロい」「オカズになる」なんて言う奴もいるが、とてもそうは感じなかった。
大学生、高校生、中学生と3人の娘がいるそうだが、むしろそっちのほうが気になった、というか。

互いに誤解してたり知らないことがあるのも事実だ。俺の我儘をかなえる形で接待してでも聞き出したり言いたいことがあるのだろう。
部下を抱き込んだら、メッセージを伝えれるのにそれもしない。学年主任とかを通り越していきなり学校のナンバー2というのも栞さんの派閥の先生と違って距離を感じる。
厳しいのか優しいのかもよく知らないし、校長まで出世しないと天下りできないそうだから、教育委員会に入るにしても地域の名士でもある栞さんの実家とパイプが欲しいのかもしれない。

「表向けには呼び出しという形だけど、ご両親に話す必要はないわ」
「分かりました。ところで本当に二人きりですか?実はPTAも嫌いなので」
「こっちもなるべく目立ちたくないの。約束は守るわ」

休みの日に通学とは面倒くさいけど、授業はないし相手が歩み寄っている以上、こちらも嫌悪感や偏見をなくす努力をする必要があるかもしれない。
俺は家に帰ると、栞さんも年を取ると教頭みたいに体に幅や厚みも増して独特の貫禄も出るのだろうかと今考えても意味がないことを少し想像して眠りについた。


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