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トライアングル
官能リレー小説 - 年上

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トライアングル 13

結衣さんは付き合ったらものすごく尽くしてくれる人だろう。
何でもお世話してくれる傍から見れば素晴らしい、理想の彼女かもしれない。
そんな人を捨てるなんて…いったいそいつはどういう頭の中してんだろう。

期待と不安半々の中、結衣さんを俺の一人暮らしの地に案内した。

「普通だね」
「大したとこじゃないっす」
「でも一人暮らしって羨ましいな、私なかなか認めてもらえなくて」

「結衣さんはご両親からとても大切にされてるんですね、俺からしたらちょっとうらやましい」
「そんな…過保護なだけだと思う。英人くんは自由にやれていいと思うな」
「まあ、好きなことしたらいいって言われましたが」

俺には兄がいるが、兄も早くに一人暮らしを始めている。
自由にやらせてもらってるといえば聞こえはいいかもしれないが、うちの親はどちらかと言えば早く家から追い出したいと思ってるフシがあったのだ。

「私は憧れるなぁ、一人暮らし」
「結衣さん、できないんですか?」
「まあ、たぶんね」

結衣さんの顔が一瞬寂しく映った。
元カレと言い、親と言い、恵まれたように見えて不満の多い人生を送ってきたように感じた。

「へぇ、こういうの好きなんだ」
「あっ…!!」

ベッド側の壁に貼ったポスター。
今人気のグラビアアイドルが微笑みながら豊かな胸を寄せている。俺にとってお気に入りの人だが…よく見るとどことなく結衣さんも雰囲気似てる気がする。

「な、なんかすいません」
「男の子は好きなアイドルとか女優とかがいた方が健全だよ」

「ごめんね、ビキニ姿とか無闇にセクシーで」
「胸の大きな子が好きなのね」
「それは…否定しません」
「私も同じポーズしてみよっか?」
「えっ!いいんですか?」
「ビキニはないから、下着になるけど…心配しないで、デートの日だから…変じゃない、と思う」
「じ、じゃあ、お願いします。ぜひ」

二人きりの空間という開放感なのか勝負下着を見せたいのか、真意は見えない。
でも、結衣さんの方が年上なので、ここは彼女のプライドを立てることにいた。

恥ずかしがる気配もなく結衣さんは堂々と目の前で服を脱ぎ始める。
その姿を食い入るように見つめる。結衣さんのあのわがままボディが…

「今日はちょっと勇気出したんだ」
「わっ…」

ちょっと幼げで清純派な結衣さんのイメージを覆すような、濃紺のブラ。
それが包み込むバストはまん丸で迫力十分。

「こんな感じ?」
結衣さんは後ろのポスターのグラドルと同じように、胸を強調したポーズをとって見せた。

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