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海街性春譜
官能リレー小説 - 年上

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海街性春譜 10

「結構揉めたみたい。島流しみたいだって言う人もいたし、交通の便とかインフラを心配した人だっている」
「学生寮を作るってことで合意したと聞きました。町長は大喜びしたそうですよ」
「その町長さんが突然病に倒れて、今はその娘さんが後を継いだのよね」

リエ…唐沢莉英は華菜と汐海の話を後ろで黙って聞いていた。

「どうしたの莉英?…そんな顔して…」
莉英のそんな姿に気付いたマヤが首を傾げる…

「うん…実はその町長になった女性って知り合いなのよ…」
「あらぁそうなの?世間って狭いのね、で、その女性と莉英はどういう知り合いな訳?…」

「実はね、叔父さん…父の兄弟の奥さんなの。幼いころは優しくしてもらったし、お小遣いももらってた。まさかそんな偉い人だなんて知らなくって」
「人間関係って狭いね…」
「町長さん、リエさんと関係があったんだ…」

「行こうか、いつまでも立ち話ってのもなんだし」
「そうだね」
汐海と少女5人は華菜の家に向かった。

「それにしてもこんな田舎町に、カナさんにリエさん、二人も関係していたなんて…ちょっと驚いきましたよ…」
汐海くんはそのことがよっぽど嬉しかったのか、ちょっと興奮ぎみに言う…

「そうよね…華菜のことは知っていたからあれだけど、莉英のことには私も驚いたは…」
汐海くんに同調するように、ユキも後に続いて言う…

ユキ…浦辺有希は5人の中では一番背が高く、この中では先陣を切って皆を引っ張るリーダー格。
汐海は有希のスタイルの良さにも惹かれていた。

「ふふっ、汐海くんったらユキのことも気になるのね〜」
「い、いえ…」
「ユキのスタイルは羨ましいよね、モデルのスカウトが来るのもわかるなぁ、私みたいなちんちくりんなんか…」
華菜がそうこぼす。

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