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海街性春譜
官能リレー小説 - 年上

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海街性春譜 11

ちんちくりんというその表現に、汐海はクスッと笑ってしまう…
確かに華菜は身長の割りに胸が大きいから全体のバランスは悪い…
だけどそれはどこか可愛らしく、完璧スタイルの有希よりも、汐海は好感を抱いてしまう…

「華菜だってココはすごいじゃんっ!」
「ちょっ、マヤ、やめてよっ」
後ろからマヤ…市橋摩耶が華菜の胸を掴む。
そういう摩耶だってスタイル抜群…いや5人皆抜群の身体を持っている…汐海は目移りしてしまっていた。

「はい、着いたよ」
「汐海くんのお家とどっちが広いかな?」

「家は地主と言っても所詮カナさんの家の分家ですから、竜崎家には足元にも及びませんよ…」

「あらぁ今は阿南の家の方が羽振りがいいって聞いたはよ…海南女子大のあの土地だって、汐海くんのお家から借りているんですもの…」

「まあ、どっちにしろ私たちにはわからない世界だけどね」
「ミサは特にね」
ミサ…堀江美彩がため息をつく。
彼女は家庭事情から今まで過酷な生活を送っていて、やっとのことで大学に進学できた身なのだ。

「こっちは裏口。私が使ってる離れはこっちの方が近いから…」
華菜の後に汐海たちがついて行く。

裏口と言ってもその門構えはかなりのもの、美彩でなくとも皆、口をあんぐりと開いてしまう…

「華菜ん家は金持ちだってことは知っていたけど、ここまで凄いとは思ってもいなかったはよ…」
有希は感心しながらその門を見上げる…

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