海街性春譜 17
その“凄い”にはきっといろんな意味が含まれているんだろう…と華奈は思った。
自分だって初めては男の人の勃起を目の前にした時には、そのグロテスクな形状に、言葉を失ったものだ…
「初めて見るんだから戸惑うのも仕方ないけど…、これからいろんな女性とヤっていく上では、コレに慣れていくしか無いは…」
華奈は敢えて大股を開き、汐海に向かいソレを見せつける…
眉をしかめながらも、眼を反らすことの無い汐海くん…
聳え勃ったピンクの勃起も、変わらずに腹にぴったりと貼り付いていた…
「よかったぁ…これで萎えでもしたらどうしようかと思っちゃったぁ…」
「いえちょっと驚いたけど大丈夫です…それよりも華菜さんのソコが見れて…感激してます」
「私だって同じ…汐海くんのが見れてとても感激してるのよ…」
「そんな…僕のなんて華菜さんが今まで経験してきた男に比べると;…」
「ううん…汐海くんのは色も形も凄くいい…きっと挿れたら凄く気持ちよさそうだもの…」
「あっ、はい…僕はその中の気持ちよさはまだ分からないですけど…早く体験したくてウズウズします…」
「クスッ…それじゃあ挿れてみる?…」
「はい!…」
力の籠った返事…
こんな可愛い顔していても、やっぱり汐海くんも男なのね…
華菜の心の中に、ほっこりとした温かいものが流れた…
「初めはゆっくり…私が誘導するから…」
華菜は汐海のソレに手を伸ばし、その先端を入口へと誘う…
愛液でぐっしょりと濡れた華菜の膣の割れ目に、先走りでヌルヌルになった汐海の亀頭先端が合わさる…
「いい…?」
華菜は汐海の目をまっすぐに見詰め確認する…
「は、はい!」
従順な犬のように、汐海は“男”になれる次の瞬間を待った…