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海街性春譜
官能リレー小説 - 年上

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海街性春譜 13

「あっ;はい;…なんか僕はヤってもらうばっかりで;あっと言う間にイッちゃいました…」
頭を掻く汐海くん…照れるところがまた可愛い…

「そんなの気にすること無いってぇ…自分一人でヤルのとは違って相手がいることだもの、思い通りにいかないのも当然だはぁ…」

「はい;…僕、一人でヤル時もシャカシャカって直ぐに終わらせちゃうんで…」
「ふ〜ん…そうなんだぁ」

歳上の華菜にとっては、汐海くんが一人でヤっている姿を想像するだけでも微笑ましい。

「ね、汐海くんはさ、私たちの中で誰が一番好き?」
「えっ…」
急な、しかも答えにくい質問に汐海は言葉に困る。

「やっぱりモデル体型の有希かな…莉英の巨乳もいいよね、美彩は性格いいし、摩耶は明るい子だし、私より全然…」

「そんな、華菜さんだって充分に魅了的じゃないですかぁ…」
「やだぁ、心にも無いことを言うのはやめてよ…余計に惨めになるじゃない…」

「ホントですよ…僕はあの時声を掛けてきたのが華菜さんじゃなかったら、きっと逃げ出していたと思いますから…」

「あら、それは草食系をこじらせ過ぎじゃないかしら?」

ふわっとした華菜の笑顔に、汐海は少し赤くなりながら言葉を返す。

「いえ、何ていうか・・・他のみんなが大人過ぎて・・・緊張しちゃうと言うか・・・」
「はいはい、私はちんちくりんですよー・・・と言うのはおいといて・・・」

軽口風にそう言った華菜は、グイッと汐海に顔を近づけた。
それだけで真っ赤になる汐海の反応を確かめながら、囁くように言う。

「留学先で結構遊んでたから・・・こう見えても経験は多いわよ」
「ふえっ?!、意外です!」
「ふふふ、見た目に騙されちゃ駄目だよー」

華菜は留学経験があり、そこで外人相手に初体験。
幾人かとセフレになって、それなりのセックスライフを謳歌していた訳だ。
逆に5人の中で唯一、日本人とのセックス経験がないのだった。
だからこそ汐海にターゲットを定め、その空気を読んで4人が席を外したのだった。

まあそんな経験をしていながらも、どこか心は満たされない私の精神状態を心配してくれてのことなのだろうけど…

「華菜さん…そう言っている割りに身体は震えていますよ…」

「やめてよ、そんなことある訳無いじゃない;…私は汐海くんと違って経験豊富なんだから…」

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