君が好き。 6
「樹くん、その場に立って気をつけ」
「は、はい?」
唯さんが何を言っているかわからない。とりあえずお湯の中から立ち上がってみる。
「あら、なかなかじゃない?樹くんって幾つ?」
「あの…」
「正直に言って。私たちはそれだけで軽蔑なんて絶対しない。むしろその歳でそのサイズなら、今すぐにでもしたいよ…」
唯さんの視線が俺の股間に注がれる。
それに気が付くやいない、海パンの下で既にそそり勃っていたムスコが、更に背伸びをしようと体中の血液を要求してくる。
「ほら君のソレは苦しそうだよ。もう見せちゃいなよ!」
「いやでもまだ心の準備が」
「フフ…早く素直に成らないとこの身体で気持ち良くさせてあげないよ」
そう笑うと唯さんは、いやらしく水着の上にから体を弄り、俺を挑発した。
栞さんも何か、期待の目で俺を見つめる。
2人のエロい身体を見て我慢できるわけがない。
後には引き下がれない、俺は意を決して海パンを脱いだ。
「おおっ」
「わあっ」
唯さんが嬉しそうに、栞さんはちょっと驚きの声を上げた。
「これでいいんですよね…?」
「樹くん、合格」
唯さんに認めてもらいホッと胸を撫で下ろす…
ここで不合格なんてことになったら、洒落になんないもんね;…
まああの全てが優秀な隼人に、俺が唯一勝っているモノだ…
例えそれが平均サイズだとしても、少しは自信を持ってもいいよな…
「童貞くん?」
「恥ずかしながら…はい」
「恥ずかしがる必要ないのよ。私たちが思い出になることさせてあげる」
唯さんは俺のモノを見上げ、手を伸ばし扱き始めた。
いきなりの行為に背筋がピンと伸びてしまいゾクゾクしてくる。