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女戦士リリアナの災難
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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女戦士リリアナの災難 9

リリアナ以外に動く影は無い。
依頼は完了した。しかしリリアナの体は満たされた気がしても心は晴れなかった。
「あ…帰らなきゃ」
そう呟き、死体の中から自分の装備を引っ張り出して身に纏う。
ゴブリンの血と精液に塗れてるのもお構いなしで。
重い足取りで来た道を戻る。
虚ろな目で街に入りギルドオフィスに依頼遂行の知らせを入れると調査員が確認しに馬に乗って飛び出していった。
依頼遂行の報酬は後日と言うことで借受金のみを受け取ってリリアナは老人の住処に向かった。
すれ違う街の人達は血塗れで異臭を放つ虚ろな表情のリリアナを遠巻きに見送った。
老人の館に辿り着く。扉に鍵はかかっていなかったが、心の抵抗感が扉を重く感じさせた。
館内を進み老人を探すとリリアナにはガラクタ置き場にしか見えない書斎に居た。
「ほ、思ったより時間がかかったな」
迎えの挨拶も労いの言葉も無く老人はそう言うとリリアナは強烈な吐き気と共に宝石の戒めで苦しみに襲われた。
苦しみに蹲るリリアナは気付いた。お腹が急激に大きくなっていることに。
街にたどり着いたとき、お腹が大きくなってるのに気付いたがそのときより確実に大きくなっていた。
「あと30分もすれば産気づく。早く戻ってくれないとまた街中で産むことになるかも知れんぞ」
そう言うと老人は分娩台に促した。
抵抗は無意味と悟ったリリアナは草摺りを外すと台に乗って脚を開いた。
ゴブリンに輪姦されてから洗ってないせいで異臭が立ち上るがここにはそれを気にする者は居なかった。
「…ぅぅ、ああ!でる…うまれるぅぅ!」
程なく破水を向かえ、産道が開き、双子のゴブリンが生まれると老人は産声を上げる2匹を金属の盥に入れる。
出産時の苦しみからの解放にリリアナはどこか恍惚とした物を感じていた。
すぐに後産も始まり双子と胎盤を片付けた老人は手早く処置を済ませるとリリアナが始めて連れてこられたときに振舞われた肉料理と肉のスープを差し出した。
産後の憔悴しきった女性には普通重い食事だがリリアナはまたも貪るように食べてお変わりを要求した。
「あーもう、腹立つ!」
ご馳走様の挨拶の代わりのようにそう叫ぶ。
「どうした、何をそんなに腹立ててるんじゃ?」
「あんたによ!それとあんな目にあってもがつがつご飯食べてすっかりご満悦になりかけた私によ!」
その中にゴブリンに酷い目に合わされてたのにどこか喜んでいた時分にでもあったがそれは言葉にしなかった。
「ふむふむ。体はもうよさそうじゃの。ほれ、新しい装備じゃ」
そう言って老人は離れたテーブルにゴトリと厚手の楕円形の物を置いた。
スモールシールドだが先の依頼で持たされた物とは違うのを感じた。
台から立ち上がり手にとって見ると、盾の内側に水晶がはめ込まれているのに気付いた。
「これって」
トクン。
胸の宝石が何かを訴えた。老人に聞こうとすると扉が開き誰かが入ってきた。
「リリアナ様はこちらでしょうか?」
「こっちにおるぞぉ!」
老人が声で招くとギルドの制服に身を包んだ男性が入ってきた。
「失礼します。先ほど確認が取れたという知らせが来たので報酬を…」

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