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女戦士リリアナの災難
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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女戦士リリアナの災難 1

「はぁ…はぁ…」
ある街から少し離れた郊外に建つ古い教会。ここには一人の女聖職者が暮らしており、戦争で孤児となった身寄りの無い子供達の面倒を見ていた。
「はぁ…はぁ…つ…着いたぁ…」
一人の若い女が教会に向かってヨタヨタと歩いていく。年の頃は20代半ばと言った所か…背中まで伸ばした鮮やかな紅い髪に翡翠のような緑色の瞳を持つ美女だ。
服装は革製の胸当てにショートパンツのような短いズボン、脛までを覆うロングブーツ。腰に巻いたベルトに剣や水筒や物入れを下げている。いかにも冒険者風の出で立ちだ。
彼女の足元がフラついている原因は彼女の腹の膨らみであった。彼女は妊娠していた。しかも四つ子か五つ子でも入っているのかと思われるぐらいの超巨大ボテ腹である。これでは歩行に支障が出るのも無理は無い。
それでも何とか教会の扉の前に辿り着いた女はドンドンと扉を叩いた。
「ロザリエ様ぁ〜!リリアナでぇ〜す!開けてよぉ〜!」
「リリアナですって!?」
やがて扉が開き、中から一人の女聖職者と何人かの幼い子供達が姿を現した。
女聖職者は30代末ぐらいの美熟女。金髪青眼で聖衣の上からでも分かる肉感的な肉体は聖職者にあるまじきものである(とは言っても別に彼女のせいではないのだが)。
彼女の名はロザリエ。この教会で戦災孤児達と共に暮らしている。
そしてボテ腹の女冒険者の名はリリアナ。かつて戦争で家族を失い、この教会でロザリエに育てられた一人だ。
「リリアナ、そのお腹…またモンスターに孕まされたのですか?」
「えへへ…まあね。今回はワーウルフの群れに捕まっちゃって大変だったよぉ〜。何とか隙を見て脱出に成功したけど、この通り、種はしっかり根付いてたみたいで…あ!そうそう…はい、これ」
リリアナは腰に下げていた袋を手に取ってロザリエに渡した。中には銀貨が詰まっている。
「今回の旅で各地のギルドを回ってクエストをこなして得た報酬だよ。それで子供達に美味い物でも食わしてやってよ」
「リリアナ、あなたはいつも無茶なクエストを引き受けて、得られた報酬は全て私達に寄付してくれる…有り難い事ですが、もうこんな事は今回で最後にしてくれませんか?」
「やだなぁ〜。ロザリエ様ったら、気にしないでよ〜。これは私の道楽でやってるんだからさぁ〜(育ててもらった恩返しなんて照れ臭くて言えないもんなぁ…)」
「いいえ、リリアナ。私達はもうあなたからは充分にいただきました。ですから今度はあなたに幸せになってもらいたいのです。普通の女性のように愛する男性と巡り合って恋をし、モンスターではなく人の子を身ごもって産んでもらいたいのです」
リリアナは旅に出る度に何らかのモンスターに捕まって犯され、そして孕まされていた。この教会に金を持って来る時、彼女はいつもボテ腹を抱えているのだった。ちなみに前はオークの子を、その前はミノタウロスの子を孕んだ姿で現れた。
「ねぇねぇリリアナ姉ちゃん!旅のお話聞かせてぇ〜!」
「おう、良いよ〜!女戦士リリアナの血湧き肉踊る大冒険の巻〜♪なんつって…」
「キャハハ!」
「リリアナ姉ちゃん!こっちこっち!」
子供達に手を引かれて教会に招き入れられるリリアナ。彼女は子供達に懐かれていた。彼女が教会への寄進を続けるのはロザリエへの恩義もさる事ながら、子供達の笑顔が見たくてやっているというのもある。

その後、リリアナは教会で子供達と共に粗末な昼食を食べながら旅先での体験を語って聞かせた。子供達は大喜び。食べ終えると場所を教会の前庭の木の下に移して話は続いた。その最中の事だった。
「…そして私は腰の剣を抜いて並み居る魔物共をバッタバッタとなぎ倒して……うぅ!?」
「どうしたの?リリアナ姉ちゃん…」
「苦しそうな顔…どっか痛いの?」
「ううん…な…何でもないよぉ…(や…やばい…産気づいちゃったぁ…ワーウルフの妊娠期間ってもっと長いと思ってたんだけどなぁ…)」
急に顔色が変わった事を心配する子供達にリリアナは無理矢理笑顔を作って言った。
「ご…ごめんねぇ…みんなぁ…姉ちゃん、ちょっと急用を思い出しちゃって…街に行かなきゃならないんだ…」
「え〜」
「つまんな〜い」
「リリアナ姉ちゃん!すぐ戻って来る?」
「も…もちろん…すぐ用事済ませて…うぅ!!…はぁ…はぁ…も…戻ってぇ…来るからぁ…」
リリアナは立ち上がるとフラフラと街の方へ歩き出した。元々街の魔法医にワーウルフの仔を堕胎してもらうつもりだった。その前にロザリエの教会に立ち寄ったのだが、まさかこんなに早く産気づくとは思わなかった。

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