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触手でレイプされて
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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触手でレイプされて 10

「良さげな餌は見つかりましたか?」
笑顔だか、よく通るおだやかな声で、霊媒師の中島恵津子は雅樹にいきなり言った。
「これはすごいことだ、美咲、どうやら俺たちは罠にかかったらしいぞ」
「罠ですか?」
「どうやらこの先生は俺たちのことを気にくわないようだ」
雅樹がそう言って頭をかいた。
「御苦労様、二人とももう下がっていなさい」
勧誘員の二人が何かよくわからないけれど、言いつけにしたがいあわてて退室する。
「争うつもりはございません。むしろ、見ていただきたいものがございます」
そう言うと、中島恵津子は立ち上がり、着物の帯をほどいた。背中を二人に見せた。
「蛇の鱗みたいなのがびっしりついてるな」
皮膚病かと美咲が目を細めて観察する。
「あの、失礼かもしれませんが、診察を受けたことは?」
「T大学病院で診察を受けましたが、よくわからないということでした」
美咲が触れてみて、つい驚いた声を出した。
「まともな人間には触れられず見えないってことか」
美咲がさわって感じたのはなめらかな肌の感触で、鱗の感触ではなかった。美咲には見えるだけで、触れることができない。
初めは硬貨程度の大きさだったが、今は背中と腰のあたりまでひろがっている。
「二人に街でこれをなんとかできる人を探してもらったというわけです。お願いします。この呪詛を解いて下さい」
「呪詛ってなんだ、おっかないな。俺は先生みたいな霊媒師なんかじゃあないんだぜ」
一度退室して着物を着直すと、中島恵津子はゆっくりと声をひそめて、呪詛を行った信者がいたことを二人に話を始めた。
この鱗に全身がおおわれたら、それは蛇神への贄の証。蛇神といっても贄を捧げなければ人に祟りをなす、祟り神。蛇神よりも強い力を持つ神に加護を受けなければ、あやかしにこの世ではないところへ連れ去られてしまう。
長い黒髪、上半身は人の女性で四本腕、腰から下は大蛇という姿のあやかしが現れると伝えられている。
「この世ではないところ……ですか」
美咲が漆黒の闇の世界を思い出してつぶやいた。
「先生にその呪いをかけたその信者はなにがしたかったんだろうな。鱗は目印って感じなんだな」
鱗におおわれた部分は火傷したように熱く感じ、激痛を感じること、しかし、やがて感覚が麻痺して生きた人形のようになり生きたまま連れ去られてしまうらしい。

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