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触手でレイプされて
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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触手でレイプされて 11

雅樹は触手でむこう側に引きずり込んで拉致したり、こちら側に戻す方が簡単だと思い、戻ってきたものがいないということは、あちら側で貯蔵されているのではと考えた。
感覚を麻痺させて逃がさないようにする必要があるのだ。
「あと数日で全身が鱗におおわれてしまうでしょう。連れ去るあやかしから逃れることができれば……」
「なるほど、ぎりぎり直前に隠してしまえば、目標を失ったあやかしは呪詛をかけたやつをかわりに連れ去るってことか」
「それよりも、鱗がなくなれば、連れ去られないんじゃないですか?」
「それもそうだけどな、ただ、俺としては、その腕が四本の蛇女を捕まえてみたいな」
雅樹が、祟り神を捕まえると言い出して、霊媒師の中島恵津子は「それは危険すぎます」とさらに不安げに声が小さくなる。「鱗は、簡単になくすことはできるかもな。でも、それだと蛇女があらわれないかもしれないからな」
異界の触手とあやかしの蛇女、どちらが勝つか。

「全身が動かなくなる理由は、その鱗はむこう側のモノのなんだろう。それも、時の流れがこちら側よりずっと遅いということだ。どうやって、霊媒師の先生にそいつをつけたのか気になるが……」
美咲が手のひらを見つめて泣きそうな顔になった。
「美咲には痛みもないし、動かなくなったりもしない。知らずにさわれば、その祟り神とやらに狙われるってわけだ。霊媒師の先生を呪いをかけたやつはよっぽど他のやつにさわられたくないんだろう。女にはな。俺はなんともない」
「私、蛇とかトカゲとか嫌いなのに。あっ、ひろがった!」
霊媒師の中島恵津子は「申し訳ありません」と美咲に頭を何度も下げた。「簡単に言えば先生にベタ惚れした女が、先生をひとりじめにしたくて、他の女がさわったら呪われるようにしたんだ。そうだろう?」
「ええ、そうです」
「方法は二つある。ひとつは呪詛をかけた女に術を解かせる。もうひとつは、祟り神とやらを使えなくすればいい」
雅樹はそう言ったあと美咲に小声で「後できれいにしてやるから、今だけがまんしておけ」と囁いた。
美咲が涙目だがうなずいた。
「ところで、これをやらかしたやつを、俺かなにをしても文句はないな?」
「ええ、お好きなように」
そう言うと、背中が激しく痛むのか、眉をしかめて中島恵津子の言葉が止まった。
「あちら側のものが肌に刺青みたいにしっかり埋め込まれてるからな。先生のそれは、簡単には剥がせない」
霊媒師の中島恵津子がその言葉に、背中がきれいとつぶやいた恋人の囁く声をつい思い浮かべた。
でも、彼女はもういないはずだった。
雅樹はその場で、美咲に膝枕をしてもらい寝そべると「三十分だけ眠らせてもらう」と言い出して目を閉じた。
わざと美咲に奇怪な蛇の鱗にふれさせた。それは、美咲の手に影響をあたえた力がどこからきているか、それを探索して、見つけしだい異界に引きずりこむつもりだからだ。

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