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触手でレイプされて
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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触手でレイプされて 6

庶民からすれば夜逃げするか自殺するかというほどの絶望的な多額の負債も、鷹野屋からすれば気にするほどの金額ではなくすぐに完済してたやすく新たな戸籍を手に入れた。
今は池谷雅樹という名を使って、気ままに放浪して暮らしている。
鷹野屋名義のスマホを番号はそのままに使用している。
死んだはずの男からの真夜中の着信。
留守番電話には、若い男の声で「僕はあなたの秘密を知っているんです。鷹野屋重彦から聞いてね」と録音されていて女優は緊張しながら、連絡を取った。
翌日の午後、池谷雅樹が指定した都内のファーストフード店にサングラスをしたラフな服装で変装した女優が来た。
「本当に、あの女優の高橋麗さんですか、僕ファンなんです。サイン、あとでもらってもいいですか?」
女優の眉が少し吊り上がり、怒りを抑えているのがわかった。
「あなた、私の何の秘密を知っているの?」
「鷹野屋さんの愛人だったってこと。死んだんですね、あのじじい」
「そうだとしたら、今の発言は不謹慎だと思うわ、あなた何者なの?」
「そう警戒してびぴるなよ、麗」
「用事がないなら、帰るわ、じゃあね」
「ファンサービスは大事なことなんじゃあないか?」
麗はそう言われてテーブルの上の手をいきなり握られた。
「勝手にさわらないで。失礼な人とは関わりたくないの」
席を立とうとしたとき、スマホの画面に画像が表示されているのを見せられた。
麗が這いつくばったバックの姿勢で、鷹野屋とセックスしている姿の画像。
「僕は全部知ってるんだ。僕としてくれませんか?」

麗は冷めた目つきで重ねられた手を見つめて言った。
「スキャンダルなら事務所に持っていくなり、出版社なりに持って行けばいい。でも、それなりに覚悟してね」
麗は冷静なふりをしながら、手をすっと離して、もう興味がないという態度で席を立つと振り返らず店から立ち去った。
鷹野屋がプライベートで楽しむためにはめ撮りをしたのを麗はよくおぼえている。
セックスをした翌朝にコーヒーを二人で飲みながら鷹野屋が写真家のものよりリアルだと得意気に見せてきて、子供っぽいところがあると思ったりもした思い出もあり、いつか先に鷹野屋が死去して取り残されるのはわかっていたことだと泣かないようにしていたのだが、帰り道に拾ったタクシーの中で、こらえきれずに泣いてしまった。
親子よりも年齢の離れた愛人鷹野屋は、セックスは淡白だった。
マンションも購入してくれて、それなりに贅沢もさせてくれた優しい紳士。
ただペットのように甘えていればいいと思わせてくれた。
女優としての仕事が順調になるほど、鷹野屋とのプライベートの時間は限られてしまったが、麗なりに鷹野屋のことを一人の男性として愛してしまっていたのだと、泣きながら思わざるえなかった。
鷹野屋が実際の愛人とのセックスは淡白だったのは、眠っている間は異界で触手として拉致した女たちを好き放題に犯していたからだ。


鷹野屋が撮影した趣味のはめ撮りの画像を、鷹野屋のスマホごと見知らぬ若い男が持っていたのが腹立だしい。
鷹野屋の遺品を譲ってくれるという話ならば、麗は大金を払ってでも手に入れてかった。
抱かせろという要求は受け入れたくなかった。鷹野屋との思い出が汚されるような気がして嫌だった。一人の部屋に戻るのもつらく、夜まで外出してすごした。
鷹野屋の訃報のニュースを聞いて、仕事はこなしてはいたが、麗はつらかった。
いっそう後追い自殺してしまおうとも、つい考えることもあった。夜になり帰宅して麗がシャワーを浴びている間に、鷹野屋重彦だった触手ペニスを得て復活した男は、合鍵であるカードキーを使用し、部屋の玄関の扉のロックを、二人しか知らない暗証番号を入力して侵入した。

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