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淫肉の棺桶
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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淫肉の棺桶 6


唯香が産んだ「棺桶」は、いままでの「棺桶」が排出してきた幼体よりも一回りほど大きいようだった。
研究者やマスコミたちが呆然としている中、唯香は次々に「棺桶」を産み続ける。

ズル……ボトッ!!!ズル……ボトッ!!!

「あ゛あ゛ッ〜〜〜〜〜!!!!!赤ぢゃん゛産むのぎも゛ぢい゛い゛ッ〜〜〜〜〜!!!!!」

あまりのことにその場にいた全員が硬直し、カメラで撮影され続けた結果、全国生中継で唯香の出産シーンは放送されていた。
もっとも、そんなことは唯香と「棺桶」にとって関係無いが。

「産まれる……産まれりゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!」

ぶじゅるるるる!!!!!
ボトッ……

一際卑猥な音を響かせて最後の一匹が産まれ落ちた。
肩で息をする唯香を「棺桶」は触手で持ち上げると穴を通して再び取り込んでいく。

「はぁ……はぁ……あはぁ♪………」

最後に快楽に狂った笑みを見せ、凍り付いた人々を尻目に唯香は「棺桶」の中に消えていった。
後に残ったのは痛々しいまでの静寂。
それが恐怖の悲鳴に変わるまで、そう時間はかからなかった……

唯香の件があって以降、「棺桶」は多種多様の進化を遂げていくことになる。
それは今までの生物学を完全に無視したものであり、「棺桶」を生物として認識してよいのかという疑問が、人々の間では尽きなかった。
全ての「棺桶」に共通するのは、"肉の塊である"ということだけであり、個体に応じて形状も持っている特性もバラバラだったのだ。
隔離された建物内にもどこからか侵入してくるので、人々は通常の生活を送ることを余儀なくされた。
休校となっていた学校や休業していた会社も再開され、人々は「棺桶」の脅威に怯えながら生きている。
今日もどこかで、新たな犠牲者が増えている……

第一章完

第三章

人々は未だに「棺桶」に対する防衛策を得られないでいた。
そしてまた一つ、「棺桶」によって事件が発生する……

「大丈夫、真樹?」

とある学校の保健室で、近藤真緒(こんどう まお)は心配そうに一人の少女の顔を覗き込んでいた。

「うん、ごめんね……お姉ちゃん……」

申し訳なさそうな表情で、近藤真樹(こんどう まき)は返事を返す。
その顔は青白く、明らかに体調がすぐれないようであった。

「あやまらないの。ほら、そこに寝て」

「う、うん……」

近藤姉妹は同じ高校に通う双子であった。
身長は平均よりも低く、胸の発達もほとんどしていない。
また、童顔であったために私服ならば未だに小学生と間違われることがあった。

「ほら、体温計」

「ありがとう……」

そんな二人が保健室にいるのは、妹の真樹の体調がすぐれないためである。
普通ならばここまで心配することはないのだが、姉の真緒は極端に過保護なのである。
昔からともに過ごし、真樹が男子にいじめられようものなら鉄拳制裁も辞さない真緒にとって、妹の体調不良は一大事であった。
気の強く過保護な姉と、気の弱く皆に優しい妹。
近藤姉妹はまったく逆の性格なのに仲が非常によく、ロリ系の可愛らしい顔立ちから校内では有名人だった。

ピピピピ……

「ほら見せて」

「うん……」

「……熱はないみたいね。最近は文化祭の準備とかで忙しかったから疲れたのかしら?どうする?もう帰る?」

「ううん、少し休めばきっと良くなると思うから……」

「そう……それじゃ、しっかり休みなさい」

そう言って真樹をベッドに寝かしつける真緒。

「……どうして、お姉ちゃんもベッドに入ってきてるの?」

「ん〜?いいじゃない別に」

「授業、始まっちゃうよ?」

「いいの」

「保健室の先生が帰ってきたら怒られちゃうよ?」

「だからいいの。どうせ昼まで出張でいないんでしょ?つべこべ言わずに、あんたは寝なさい」

「もう……」

真樹が寝転んでいるベッドに侵入し、抱き付いてくる真緒。
他人から見れば重度のシスコンだが、真緒のこんな行動はいつものことなので抵抗しても無駄ということを知っている真樹は大人しく目を閉じる。
しばらくして寝息を立て始めた真樹を真緒は愛おしそうに見つめながら頭を撫でた。

「……疲れちゃったんだよね?大丈夫、どんな時だって、真樹のそばにはお姉ちゃんがいるからね。だから、安心して眠りなさい」

そう言うと真緒は目を閉じる。
二人分の寝息が保健室に響くのに、そう時間はかからなかった。

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