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触手調教BEST!!
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

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触手調教BEST!! 9

  十五分後の彼女は、
  蕩けきった表情で俺を見つめていた。
  「ルポライターは取材が命なんだろう。
   この体験も記事にするか?」
  彼女は答えることも、
  立ち上がることもできなくなっていた。
  触手まみれの淫夢の中で、
  バックに小型カメラを仕込んであると、
  彼女は自供していたので、
  俺は気分は職務質問する警察官で、
  バックの中のカメラを取り出した。
  そして小池奈津美の表情を録画した。
  「帰って画像チェックしてごらん。
   いい表情をしてるから」
  そう言ってから電源を切った。
  俺は彼女をソファから立たせようと、
  手首をつかんで引いた。
  足元がふらついたのか、
  わざとなのかわからないが、
  彼女がこちらに抱きついてきた。
  鼓動が高なり、目が虚ろで、
  しかし、口元は緩んでいる。
  「どうしてほしいんだ?」
  「……キスして」
  俺は無視して彼女を抱きしめた。
  彼女の体が敏感に反応して、
  小刻みに震えているのがわかる。
  恍惚となって脱力している。
  「帰れそうにないなら、
   体が落ち着くまていればいい」
  俺はそう言ってから、
  抱きついている彼女の腕をほどいて、
  またソファーに彼女を座らせてやった。
  向かい側の席に座ると
  俺は煙草に火をつけた。
  初めて触手プレイをされた相手は、
  たいてい彼女のように酔ってしまう。
  実体はなくても、
  与えられた快感は本物。
  快感の余韻が消えずに、
  肉体の芯で燻っているのだ。
  しばらく彼女の様子を黙って見ていた。
  「ねぇ、私に何をしたの?」
  「何もしてない。
   録画した画像を見てみればわかる」
  「嘘つき」
  「それはおたがいさまだろう?」
  俺はそう言ってから、あらためて質問した。
  「金は払う気はない。
   どうしてほしいんだ?」
  彼女は触手プレイを思い出してしまい、
  頬を染めたままで彼女はもじもじと、
  落ち着かない様子だ。 
  事務所の社長をスキャンダルで脅して、
  自分の有利な条件で移籍しようとする。
  その手伝いを金で頼まれたのがハイエナ。
  手伝いをしたことをネタに、
  ハイエナはその芸能人が、
  最も話題性があり、金もあるときに
  金を請求、断れば暴露する。
  腐れ縁で金を払わなければ終わる。
  ジャンキーとつるんで、
  美月をはめた行動や、
  静のスキャンダルの証拠集めに、
  盗聴していることもハイエナに握られた。
  「バカ女は自業自得だから、
   俺の知ったことじゃない。
   人生を立ち直りかけていた女が、
   挫折させられた。
   ハイエナ、この話から手を引け。
   もし首を突っ込むなら、
   お前を壊す。わかったな?」
  「九条瑠美をだますなら
   私を使ってくれたら簡単に……」
  「使わねえよ。
   パパラッチなんか必要ないからな」 
   俺は九条瑠美の名前を聞き出した。
   誰が美月をはめたのか。
   数人まで絞り込めてはいたが、
   やっとわかった。
   美月と同じ事務所の元モデルで、
   最近は料理本も出版した。
   ある俳優と離婚したあと、
   今は有名な脚本家とつきあっている。
   美月の三年ちがいの先輩にあたる。
   「バカ女」と言ってカマをかけてみたが、
   誰が裏にいたのかわからなかったのだ。
   「今度は、俺とプライベートで、
    お茶でもしよう。
    ケーキのうまい店を知ってるんだ」
   彼女はきょとんとした顔をしながら、
   「甘いもの、好きなの?」
   と俺に言った。
   小池奈津美、ハイエナと呼ばれた女。
   「莓ショートケーキのクリームは、
    バタークリームよりも、
    生クリームのほうが俺は好きだ」
   彼女はにっこりと笑った。
   「私も生クリームが好き。
    あと、パフェとかも好きよ」

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