PiPi's World 投稿小説

獣耳の世界
官能リレー小説 - 異種姦/獣姦

の最初へ
 1
 3
の最後へ

獣耳の世界 3

しかし、人口の増加がおさまり減少率が高くなると、食料ではなく人手の不足が懸念されるようになった。
そこで政府は、性交所の若者たちに子どもをつくらせ、生まれたら養育所という施設で育て、子どもを欲しがる異種夫婦に養子として与えることにした。

これで、霊長型は同種・異種問わず性交所でセクロスできるようになり、他の種族もタブー視されていた同種とのセクロスができるようになった。
なお、最初は強制的に霊長型や同種とセクロスさせる案も出たが、法改正は出生率をゆるやかに回復させるためであり、一気に人口を増やすためではないと、却下された。


「うぅ…っ!!」
ソルは両手両膝を地に付いてガックリと頭(こうべ)を垂れていた。
「む…無理だ…あそこは無理だ…俺には…」
一体彼の身に何があったというのか?
順を追って話すとしよう。
晴れてエッチ解禁となったソルは喜び勇んで学園内に設けられた性交所へと向かったのだった。
ところが、彼は性交所の中に足を踏み入れる事が出来なかった。
扉を開けた途端、鼻を突くような凄まじい獣臭が彼を襲ったのである。
ソルは慌てて扉を閉めた。
耐えられなかった。
そう、他の種族にとっては性的興奮の要素となる性交所内に立ち込める性臭は、霊長種にとっては耐え難い悪臭だったのだ。
「う…嘘だろオイ…やっとだぞ…やっと俺もヤれると思ってたのに…」
ソルは絶望で目の前が真っ暗になりかけた。
だが待てよ…と思い直す。
(ヤれる場所は何も性交所だけとは限らない。発情した女子に頼んで人気の無い場所でヤらせてもらえば…いやいや、発情した女子は大抵が性交所に行ってしまう。一体どうすれば…?)
悶々と悩むソルであった。


その頃、教室では…
「私、次に発情したらソルとしようと思ってるんだぁ〜♪」
「えぇっ!?ケイ、本気なの…?」
ケイの発言に驚くミサ。
「はぁ?何で?…エヘヘ〜、私前から一度味わってみたかったんだぁ〜。霊長種のオチ○ポ♪」
「ケイ、あんたチャレンジャーだねぇ!」
「私はぁ…ちょっとぉ…こわいかなぁ…」
そこへ友人のマキとハナが話に加わって来た。
マキは馬耳の少女で、狙っているのか髪型はポニーテール。
ハナは牛耳の少女で、その胸元には爆乳…いや超乳とでも言うべき巨大な乳房がユッサユッサと揺れている。
マキが言った。
「だって霊長種とセックスするって事は子供が出来ちゃうって事じゃん!そうでしょう?」
「あっ!……そうだった。忘れてたぁ…」
「私はぁ…妊娠とかぁ…出産とかはぁ…まだぁ…ちょっとぉ…パスぅ…かなぁ…」
そうなのだ。
いかに彼女達とはいえ妊娠や出産となると気が引ける。
その心配なく性欲を解消する方法はあるのだから尚更だ。
「う〜ん…そうだよねぇ〜、子供が出来ちゃうってんなら、私もちょっとパスかなぁ…やっぱヤるなら中出しして欲しいし…ねえ、ミサはどう思う?」
ポリポリと頭を掻きながら言うケイ。
さっきから黙っているミサに尋ねる。
「…ナカダシ…コドモ…デキル…ジュセイ…ニンシン…」
「…ミ…ミサさん?」
宙を見つめてブツブツと呟いているミサ。
「あ〜…今の会話でスイッチ入っちゃったかぁ…」
「兎族って決まった周期とか無くて、ちょっとしたキッカケですぐ発情モードになっちゃうからねぇ〜」
「私はぁ…少しぃ…羨ましいかもぉ…」
「ミサ〜!戻って来〜い!」
ケイはミサの両肩を掴んで揺する。
「ハッ!…あぁ…ご…ごめん、みんな…私、ちょっと性交所に行って来るね…」
ミサは立ち上がるとフラフラと覚束ない足取りで教室を後にしたのだった。


一方、ソルはまだ悩んでいた。
「はぁ…何で俺、霊長種なんかに生まれちまったんだろう。別な種族だったらこんな苦労しなくて済んだのにぃ…あぁ〜っ!!世界は理不尽だぁ〜!」
ソルがそう叫んだ時だった。
「ソ…ソル?なに叫んでるの…?」
「へ…?」
声を掛けられて振り返ってみると、そこに居たのはミサだった。
「…!」
ソルはミサの様子を見てハッと気付いた。
荒い呼吸、潤んだ瞳、上気した肌…。
「ミ…ミサ、お前ひょっとして今…発情してる…?」
「…うん、そうだよぉ…これから性交所に行く所…」
「マ…マジで!?」
途端に目を輝かせるソル。
「(これだぁ!!これぞ天佑!俺を哀れんだ神様が与えてくれたチャンス!逃してなるものか!)ミ…ミサ!頼みがあるんだ!」
「なぁに?後じゃダメ?」
「俺とセッ○スをしてくれ!!」
「えぇ…っ!!?」
ミサは驚いた。
(うそ?ソルも発情してたの?…あぁ、そう言えば霊長種も私たち兎族と同じで決まった発情周期が無いんだっけ…でもダメ…ソルとセックスしたら赤ちゃん出来ちゃう…赤ちゃん…アカチャン…デキル…ジュセイ…ニンシン…ハラム…ハラミタイ…アカチャン…ホシイ…ニンシン…シタイ…)
考えている内にミサは頭がボーッとしてきた。

SNSでこの小説を紹介

異種姦/獣姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す