PiPi's World 投稿小説

朝、目が覚めると……☆第2章☆
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 52
 54
の最後へ

朝、目が覚めると……☆第2章☆ 54

確かに留奈のじいさんの所有している島だもんな。
「わかったからさ、その…二人とも離れてくれない?」

「あら〜?帝君ったら、こんな所に居たんだ〜」
突然、声がしたので振り向くと、麗華さんが手を振ってこちらに向ってきていた。
相変わらず胸元が大きく開いたボディコンと抜群のプロポーションから湧き出るフェロモンは強烈だ。歩くたびに、たっぷんたっぷんと揺れるおっぱいと激ミニから伸びる美味しそうな太腿にも、つい目が行ってしまう。
チラっと横目で見てみると、蓮と留奈が、ムスっと不機嫌そうに俺を見ていた。
ヤバイ、見ていたのバレたか?冷や汗が頬を伝う。
「帝、麗華さんのどこを見てるのよ!!本当に厭らしいんだから」
「ば、ばか。そんなつもりじゃ…」
そう言ってもなぁ。麗華さん、わざとスカートの裾を持って中身を見せてるし……
やべ、黒の紐パンじゃねぇか。
そんな様子に麗華さんは、ニヤニヤしながら俺達の前に来た。
「あらあら。蓮ちゃん、あんまり帝君をイジメないでね。健全な男の子なら見惚れて当たり前じゃないの♪」
「麗華さん!そうやって帝を誘惑しないでください!」
「そうですわ。わざとそんな恰好するなんてズルイです」
おいおい、二人ともこんな所で言い争うなんてやめてくれよ。
「きゃうん。帝く〜ん、こわ〜い」
そう言って麗華さんは、俺に抱きついた。
「「抱きつくなーー!!」」
蓮達の抗議を無視して、彼女は俺の首に手を回して胸を押し付けてくる。
むにゅむにゅと柔らかい感触が伝わってきた。
わわっ!!ちょ、ちょっと……大胆すぎません?
非難の表情を見せる二人を見ながら微笑んでいた麗華さんが、急に真剣な表情になる。
「駄目よ、帝くん……蓮ちゃんも留奈ちゃんも帝くんを想って積極的に行動してるんだから、帝くん男の子なんだから応えてあげなくちゃいけないわよ……キスやスキンシップだけでも、帝くんがこの世に止どまる支えになるのを、みんな解ってるから二人だけでなくみんな積極的に求めてくるのよ」
麗華さんの真剣な表情に、今まで以上に積極的な蓮や留奈の行動がようやく理解できた。

二人共、俺の為にしてくれていたんだ……
気恥かしさに消極的になった自分が情けなく感じてしまった。
「ごめんな……それから、ありがとな……」
俺は若干照れるのを感じながら蓮と留奈と順番に唇を重ねる。
そんな様子を微笑んで見ていた麗華さんは、少し悪戯っ子のような表情を見せて言った。
「ふふっ……修学旅行は班ごとにコテージで住む事になっているらしいんだけど、その班分けはいじっておいたからね……」
??……それってどう言う意味?……

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す