朝、目が覚めると……☆第2章☆ 63
そして俺はそのあと美由さんと楽しい一時を過ごした。 もちろん中だしはしなかった。 しかしそのあと蓮達が来て話がまたしてもややこしくなったトホホ。 けど俺は蓮達と帰る途中ある運命的な出会いをした。
それは帰り道の歩道橋の上だった。
「蓮、留奈いい加減にわかってくれよ〜」「許すと思うの帝?遥さんや美由さんにあんなことして!!」「そうですわ帝。帰ったらお仕置きですわ!」
ハァ〜あれこれ1時間は言っているぞ。いい加減にしてくれよ〜。
「帝、ちゃんと聞いてるの?」
その時蓮がおもいっきり俺の腕を握った。俺はめちゃくちゃ痛かったので振り払った瞬間
ドン!!
俺達は一瞬硬直した。
「今なにかドンって聞こえませんでした?」 俺達は恐る恐る階段の下を覗いた。 いた!確かに階段の下で人が倒れていた。
俺達は急いでその人の所に駆け寄った。
身長は130センチぐらいでかなり小さく見えた。しかし髪がピンクで腰くらいまでの長さがあった。そして顔を見た、その顔は綺麗と言うより可愛いという感じだった。可愛さなら真由や和美より可愛いかも知れなかった。しかしその子は何故か学ランを着ていた、ということは男子なのかも知れない。
「まずい、頭から血がでてる!すぐに救急車を呼ばないと!!」
「わたしが呼びます!」
と留奈。
それから病院まで付き添うことになった。