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朝、目が覚めると……☆第2章☆
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……☆第2章☆ 51

結局、抜け出したのはバレて体育教師に怒られた。
「罰としてグラウンド走ってこいっ!」
俺は教師から怒られ、クラスのみんなから笑われ、その上走らされるハメになった。
そして、走り始めてふと気づく……
「あっ!……玲二忘れてた……」


一方、玲二……
女子達の輪の中にいた。
勿論、チヤホヤされてる訳でない。
腰に手を当て、睨む女教師と非難の目で見る女子。
哀れ、玲二……覗きがバレて、囲まれていた訳である。


教室。

「疲れた・・・。」

俺は、机に突っ伏していた姿勢から顔だけを上げて、そう呟く。
ったく、エッチした後のグランド30周はキツイって。
もう体はクタクタ。早く昼になんねぇかなぁ。

「……ご主人様、大丈夫ですか?」

数美が、心配そうに覗いてくる。お前だけだよ、そう言ってくれるのは。
蓮や留奈は、何も言わないし…。くそっ、さっきお前らとエッチしたじゃんか。
少しは俺の事を心配してくれよ〜

「んにゃ…もう死にそう…」
「もぉ、ご主人様ったら。授業をかってに抜け出さなければよかったんですよ。」

「そんな事を言ってもなぁ。玲二に誘われて…はぁ…」
 顔を机に付けて、手でひらひらする。

あっ、そう言えば玲二のヤツ、今だに教室に戻ってないな。あいつ…大丈夫か?
 
俺は和美に玲二のことを聞いてみようと思った。
「なぁ和美、玲二の奴どうしたんだ?体育館にいたはずだけど…」
「小池君ですか?それがその…」
何だか言いにくそうにしている和美。代わりに近くにいた樫原が言った。
「小池君なら怪我をしたので保健室に行きました」
「怪我?玲二、怪我したのか?どうして…」
俺がそう聞くと樫原は珍しく怒ったような顔をしながら、
「小池君が悪いんです!覗きなんかするから…」
樫原は本当に怒っているようだ。すると今度は和美がこう言った。
「ご主人様…小池君、覗きしてたのが木村先生に見つかって柔道場に連れて行かれたんです。気合いを入れるって言われて…」

保健体育女子担当教師の木村千穂
身長は150cm程の小柄で童顔
よく高校生に間違えられるそうだが、柔道、空手、合気道の黒帯を持っているらしく、怒らせると怖いと評判であった。

どうやら木村先生に気合いを入れられて(投げ飛ばされて)怪我をしたらしい(まぁ大したことはなさそうだが…)

それにしても…その場にいなくて良かった…グランド30周の方がまだましだったな…俺はそう思っていた。

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