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朝、目が覚めると……☆第2章☆
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……☆第2章☆ 44

 
「おい玲二!お前スゲェな」
「スゲェぜ玲二!見直したぜ」
前半が終わると、皆が玲二の元に集まって来た。
「当たり前だろ?俺を誰だと思ってんだ?未来のスーパースターだぜ」
皆に散々おだてられ、玲二も満更でもない様子だ。

調子のいい奴だよな。あんなにやる気なかった癖に…

ピィーーー!

「おーい!後半始めるぞー!」
そして体育教師の掛け声で後半が始まった。

「おい、帝」
「何だよ?玲二」
後半が始まると直ぐに玲二が俺に話し掛けてきた。
「ちょっと更けようぜ」
「は?どういうことだよ?」
「体育館だよ。和美ちゃんのブルマ姿、お前も見たいだろ?」

玲二の奴、さっきはあんなに格好良かったのに…またスケベ大魔王に逆戻りか?
しかし、和美のブルマ姿…う〜ん、なかなか捨てがたい物があるな…蓮や留奈のブルマ姿も見たいし…

悩んではいるが帝も所詮、玲二と同じスケベであった。
まぁ、健全な高校生なら当たり前か…

「俺も行く!」
「そうこなくっちゃ♪」
帝は玲二と共に授業を抜け出すと、体育館へと走っていった。
 
「留奈っ、パスッ!そっちに相手が行ったよ」
元気のいい声が体育館に響く。俺と玲二が体育館に着いた時、蓮が中心となったチームがバスケの試合を行っている所だった。参加者は全員、体操着にオレンジのゼッケンを付けているが、激しい動きですぐに取れてしまう。そんな中、1番注目されているのは蓮と和美の2人。
当然、相手のマークもきつくなっているみたいだ。

「あーん。蓮ったら、パスが早いですの」
留奈は目の前にせまったボールを何とか両手でキャッチしたが、相手にとられてしまう。
相変わらずの運動音痴だけど…すぐに隣にいた和美が、飛び出して相手からボールを奪う。
「和美ちゃん、ナイス!」
蓮が声を張り上げる。和美はそのままボールを持ってドリブルをする。
バスケットゴールの前には、長身の選手が立ちはだかっていた。
現役の女子バスケット部員らしく和美にシュートをさせまいと迫ってくる。
やべ〜ぞ。おい。
「よしっ!」
掛け声とともに和美は冷静に、相手を上手くかわして、ジャンプ!!
あっと言う間にダンクシュートを決めてしまった。

ピーーーー!!
見ていた他の女子生徒から歓声があがる。蓮と留奈達が和美に駆け寄ってきた。
「すごい、すごいですわ!!和美ちゃん。」
「和美ちゃん、けっこうやるじゃない。ナイスシュート。」
「へへっ…ちょっと調子に乗りすぎたかな」

ペロっと舌を出す和美。まんざらでもないようだ。

「くぁ〜かっこいい。帝、見ただろ?和美ちゃんのシュート。すげぇ〜〜」

俺達は体育館の入り口近くで中を覗いているわけだけど、さっきから玲二の奴がうるさい。そんな大声を出したんじゃ他のやつに見つかるっつうの。

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