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朝、目が覚めると……☆第2章☆
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……☆第2章☆ 39

でも、やっはりしっかりエッチしてるせいか身体が軽い。
寝坊したのも心地良く過ごせたからって言うのもあるかな。
俺は軽い足取りでみんなの所に向かった。

「遅いぞ!、帝」
表情は怒っているが蓮の機嫌は良さそうだ。
「一瞬に寝てたんだから起こしてくれよー」
俺の抗議に翻る蓮の鞄……よける間もなくスパーンと顔面を捉える。
「恥ずかしい事言ってないで早く行くわよっ!!」
痛てえ……夜はあんなに可愛いのに……
「ほら、帝!走るわよ!」
蓮は俺の腕を掴むと走り出そうとする。
「わわっ!ち、ちょっと待って…引っ張るなよ!」
「遅刻したいのですか?嫌なら走るんです!」
「わ、分かった…走るから…」
蓮と留奈に両腕を掴まれた俺は、引きずられる様に学校へと走っていった。

「みーくん、頑張ってね〜」
梓は、手をひらひらと振りながら帝達を見送っている。自分も遅刻しそうだというのに…呑気な者だ。
「あっちゃん!あたし達も走るわよ!」
真由は梓とは違って、かなり焦っていた。
「え〜!あずさも〜!走るのやだ〜!」
梓は子供みたいに駄々をこねている。
「もう、あっちゃん!遅刻したら先生に怒られるでしょ!」
「う〜ん…牡丹ちゃん、怒るかな〜?」
「怒るわよ!…あっちゃん、先生の前で牡丹ちゃんなんて言っちゃ駄目よ」
「うん…分かったよ…まーちゃん」
「だったら急ごう、あっちゃん。本当に遅刻しちゃうよ」
そう言うと真由は走り出した。
「あ〜ん、まーちゃ〜ん!待って〜!」
梓も真由を追いかけて走っていった。

 
「はぁはぁ……ちょっと、蓮に留奈〜〜!」
「何やっているの!もうすぐでしょ?」
「そうですわ。あと少しです」
蓮と留奈に引っ張られて、俺は学校を目指していた。実際に恥ずかしい。
他のクラスの連中が、クスクスと笑っている。その時、
「やっほーーー!蓮ちゃーーん。」
「あ、遥子ちゃん!!」
蓮に手を振りつつ近づいてくるのは、隣のクラスの神条 遥子(かみじょう ようこ)。
少し茶髪のセミロングで、少年のような中性的な面とあどけなさを持った美少女だ。
「また金沢君とラブラブ登校か〜〜。毎朝、いいわねぇ〜〜」
「もう〜〜遥子ちゃんったら。本当だけど♪」
蓮のやつ、口に手を当て恥ずかしそうにしてる。
「留奈ちゃんも、おはよう」
「遥子ちゃん、おはようございますわ」
「金沢君、おはよう。あんまり蓮ちゃんを悲しませちゃ駄目だぞ!」
「はは・・・神条さんもおはよう」
ふふ…相変わらずだなぁ。けっこう、このテンションの高さを気に入ったりする。

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