朝、目が覚めると……☆第2章☆ 4
そう言って見せられたのは、銀色の三角ビキニ。
胸を覆う生地が極端に薄い代物で、しかも下も同じく生地が薄く、両サイドが紐で結ばれる過激な水着だ。
「どうかな〜〜♪…帝くん、ビキニが大好きでしょ?」
くすりと笑う麗華さん。やべっ…目眩がしてきた。
「あの〜ご主人様、私のはどうですか?」
和美がそう言って持ってきたのは黄色のワンピース。但し背中が大きく空いた大胆なものだ。それを見た麗華さんは
「あら、和美ビキニじゃないの?」
「姉さん、私やっぱりビキニは恥ずかしいし‥‥」
「なに言ってるの、皆ビキニなのよ。あなたなら似合うわよ、ねぇ帝くん」
「は、はぁ‥‥」
麗華は和美に自分と同じデザインの金色のビキニを選んでいた。
「やっぱりこれね。これなら帝くんも喜ぶわよね?」
はぁ、嬉しいんだけど、何か複雑な気持ち‥‥
和美は、麗華さんから水着を受け取ると、暫らく黙っている。
やっぱり無理だったかな……。
「あ、凄くいいですね。ご主人さま、私これに決めました。」
満面な笑みの和美。おいおい…そんなのでいいのかよ。
ふ、2人とも、エロ過ぎません?
「ふうん。帝くんって、そういうのが好きだったんだ。」
「わわっ!!」
驚く帝の背後に現れたのは、最強主婦の京華さん。
円熟した豊満な肢体は、妖艶な雰囲気を醸し出し、胸元が大きく開いたブラウスに紺色のタイトミニから伸びる脚も眩しかった。
京華は帝の横に着くと、すーと手が伸びていく。
「あ、・・うう、きょ、京華さん・・・。」
「もぉ〜こんなにして。エッチな事を考えていたのかな?」
にっこりと微笑みつつ帝の股間を撫でているのは、彼女のスキンシップである。
「私はビキニじゃないけど、帝くん、これなんかどうかな?」
「……。」
見せてくれたのは、ワインレッドのワンピースタイプ。
胸元が思いっきり開いている上に、下は際どいくらいのハイレグ。
しかも背中も大きく露出していて、麗華さん達にも劣らない過激な水着だ。
ビーチでは、鼻血ものかも…。
蓮達の視線は気になったが俺は京華さんに言った。
「よ、よろしいんじゃないでしょうか‥‥」
「そう?気に入ってくれて良かったわ」
そう言って微笑む京華さん。でもなんで水着なんて‥‥
「あの〜京華さん?なんで京華さんまで水着を買うんですか?」
「あら、知らなかったの?私も帝くん達と一緒に修学旅行に行くことになったのよ。飛鳥ちゃんもね」
へっ?それってどういう‥‥
「私と遥さん、留奈ちゃんのお母さんが友達なのよ。それで特別に招待してくれることになったのよ」