PiPi's World 投稿小説

朝、目が覚めると……☆第2章☆
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 23
 25
の最後へ

朝、目が覚めると……☆第2章☆ 25

「そうですね〜考えておきますね。」

「本当に?真由ちゃん、よろしく頼むね。玲ちゃん、期待しているから♪」

真由にしてみれば、社交辞令的な言葉なわけだが、玲二にしてみれば成功と確信したようである。

「ねぇねぇ、梓もいいかな?まーちゃんと一緒に泳ぎたいよねぇ」

「そうよねぇ〜♪玲二さん、いいですよね?」

「梓ちゃんもかい?玲ちゃん嬉しい〜〜♪」

玲二は心の中でガッツポーズをしながら「しめしめ、これならメアドも・・・」と思ってたりする。

「じゃぁさ、メニューを決めようよ。何がいい?」
「おごってくれる〜?だったらあずさ、ケーキがいいなぁ〜」
「あっ!じゃあ、あたしも…玲二さん、いいですか?」
「あぁ、もちろん♪」
その時、玲二はこう考えていた。

(ケーキを奢る代わりにメアドを…うふふ♪」

「あずさはねぇ〜、これとこれと…あっ!これもおいしそう♪」
「じゃあ、あたしはこれとこれと…うーん、後は…」
真由と梓はケーキを六つも頼もうとしている。
そんな二人に驚く玲二が、
「二人ともそんなに頼んで大丈夫なの?お腹壊したりしない?」
と心配そうに言ったが当の真由と梓は、
「大丈夫ですよ玲二さん。女の子はね、甘いものは別腹なんですよ」
「そうだよ、れーくん♪女の子はみんな甘いの大好きなんだから〜」
二人は当たり前というような顔をしている。
「あはは…そうなの…」

(まいったな。まさかこんなに頼むとは…支払い、大丈夫かな…トホホ)

玲二は、メアドゲットの為とはいえ、奢ると言ってしまったことを後悔し始めた。
「あ、それと。れーくん、プレミアムパフェも追加ね♪」

「・・・・」

つくづく梓はすごい。こんなに小さい身体で……と感心する玲二であった。暫らくして和美が注文を取りにくる。

「えーと、ご注文は……プレミアムパフェにチョコレートシフォンケーキ、いちごミルクケーキ、クラシックショコラをそれぞれ2個づつですね。他にはございませんか?」

「じゃぁ…俺もプレミアムパフェでいいや。ところで豊、そっちはメニューを決めたのか?」

玲二が豊に話かける。

「ああ。こっちも、今頼もうかと思った所だ。」
「そうか。じゃぁ・・・和美ちゃん、一緒に頼むよ。」

「わかりました〜♪」

豊も加奈の為にケーキとパフェを奢るみたいだ。加奈も嬉しそうにメニューを見ている。

フェアリーパラダイスのケーキは、全てパティシエによって毎日作られている。
味も風味も良くて店での評判が高く、遠方から通い詰める客も多い。
ちなみにプレミアムパフェなるものは、高級苺ソースとチョコソースをふんだんに使用した特別なもので、これも人気が高い。

(はぁ、マジで支払いヤバくなったよ。でも…これもメアドゲットのため!玲ちゃん頑張る!)

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す