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朝、目が覚めると……☆第2章☆
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……☆第2章☆ 19

 
和美が智美から離れる時、一筋の透明な液が口元をつたい、和美は満足そうにそれを舌で舐めた。智美は絶頂に達した為か身体をピクピクさせている。太ももの間からは透明な液体が垂れていた。和美はその姿に満足そうな笑みを浮かべながら囁いた。
「智美ちゃん…イッちゃったんだよね?気持ち良かったでしょ?」
智美はうっすら目を開けると微かに頷いた。それを見て和美は思った。

(やったわ!これでもう智美ちゃんは私の物…次は薬を使わなくても…ムフッ♪…後は…)

そう思う和美。そしてまたゆっくりと智美に近付き抱き寄せると
「ごめんね智美ちゃん、こんなことして…私のこと嫌いになった?」
和美がそう言うと智美は首を横に振り、
「そんな…和美ちゃん…嫌いになんか…」
「そう?怒ってない?女の子同士なのにこんなことして…」
「ううん、ちょっとびっくりしたけど…そ、それに私…その…こういうのって…なんとなく…分かるの…」
「えっ!分かるって…どういうこと?」
「あのね、私…中学まで女子校だったの。だから周りにそういう子いたし…だからね、そういうことも有りかなぁって…まさか私がこうなるとは思ってなかったけど…」
そう言って微笑む智美。すると和美は、
「ありがとう智美ちゃん。私…智美ちゃんのこと大好き」
「和美ちゃん…私も和美ちゃんのこと…好きだよ」
二人は見つめ合いゆっくりと唇を重ねる。軽く口付けると一端離れ、また見つめ合うと今度は激しくキスする。智美にとってはこれがファーストキスだったが、戸惑いも後悔もなかった。
和美は智美の唇を舌で舐めると唇の隙間から舌を入れる。初めは驚いた智美だが、その行為を受け入れ、舌を絡める。薬の効果は既に切れていたが、智美にはもうなんの躊躇いもなかった。
………

結局、和美と智美が教室に戻ったのは、授業が終わった直後だった。
帝達が心配そうに尋ねて来たが・・・。

「ごめんなさい。私、ちょっと気分を悪くして、樫原さんにおトイレまで付き合ってもらったんです」
和美がアイコンタクトを交わす。
「そ、そうなの。如月さんが急にお腹を痛めて…た、大変だったよね。」

戸惑いながら智美は説明している。

「そうなの、和美ちゃん?玲ちゃん、すご〜く心配したんだよ。」

「そ、そうですか?心配かけてごめんなさいね。」
「私も本当にごめんなさい!」

恥ずかしそうに頭を下げる2人。
帝はこの2人の様子を見て、以前とは違う何かを感じていた。
智美が和美を見る目が、明らかに変わっていたからだ。
心無しか彼女は、頬を赤らめうっとりとした表情になっている。

「……まさかね。和美がそんな事をするわけないか。」

少々不安になる帝であった。

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