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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 100

そして移動する部員達…。
ちなみに野球部員がどの部屋に入ったと言うと…
101…直樹・野田・藤井・松本・柊
102…茅野・滝川・相川・相馬・橘である。
あの事件以降、茅野は完全に直樹を避けてるので、直樹とは別室を選択している。
部屋に入った部員達は、ベッドに荷物を置き、ユニフォーム姿に着替えると、グラウンドへ向かう。
グラウンドは広いが、多少荒れていた。
この地域は人が少なく、たまにしか使われていないからだ。
ちなみに土居監督はまだ来ていなかった。
松本が近くにいた相川に声をかけた。
「なあ聞いたか?木更津商業負けたらしいぞ」
「えっ!?マジかよ!相手は…市立野田だったな」
「ああ、まああそこも強豪校だからおかしくない結果だけど、木更津商業には西田がいたからな」
「今大会No.1左腕って言われてた西田がいても勝てないんだな。やっぱ千葉は難しいな…」
「しかも…だ。どうやって西田は負けたと思う?」
「打たれたのか?」
「いいや。サヨナラワイルドピッチ。しかも市立野田のエース草野は木更津商業に三塁すら踏ませなかったらしいぜ。」
「…ってことは相当凄い投手なんだな。俺達もそうなれるようにしないとな!相川ももう一度全国一位になりたいだろ?」
「そりゃあもちろんだ。さて、トンボでもかけようぜ。」
相川と松本がトンボをかけてる最中に他のメンバーや土居監督やマネージャー2人がやって来た。
実際、市立野田の草野は西田に隠れているがこちらも実力派右腕である。
ファルコンズにかつて在籍したシンカーの使い手塩碕2世とも呼ばれるサイドスロー投手で、ストレートも140台をコンスタントにたたき出す。
千葉だけでも強豪選手は多い。
全国レベルだとかなりの強豪選手がいる。
照星は、彼らに対抗するべく練習を始める。
ランニングやキャッチボールといった軽いメニューをこなすと柊以外の野手は素振り、柊と投手二人は投球練習を開始した。
相川が投げ込みを始めた頃、グラウンドの近くに一台の車が停まり、中から一人の若い女性が降りてきた。
「ええっと……あ!いたいた、パパ!」
その女性は土居監督に手を振りながら近付いてくる。
「レ…レイナ…」
土居監督は渋い表情をする。
「もう、こんな山奥でやるなんて思わなかったから道に迷っちゃったわよ」
「…何しにきた?」
「何しにって、パパ達のお手伝いよ。私だってソフトやってたんだから戦力になるはずよ。ノックの腕ならパパにも負けないんだから」

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