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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 99

「もうそろそろ時間ね。じゃあ私は戻るね。」
「あ、じゃあ戻ろうかな。」
「由美、手を繋いでいいかな?」
「いいわよ。」
そして二人は手を繋いで戻る。
これを影で見ていたあす香は…
「やっぱり高橋君はハードル高いなぁ。でもだからこそ燃えるんだけどね。絶対わたしのモノにするんだから!」
…と一人燃えていた。
更にその直後、すっこけたのは別の話…
更にこれを見ていた茅野は…
「やっぱりあす香ちゃん可愛いなぁ…。絶対高橋の野郎なんかよりカッコイイとこ見せてやる!」
…と燃えていた。
その時に…
「よ、なんばしよるとね?」
「わ、何だ野田に柊か。」
「明らかに変態チックだぜ。挙動不審だしな。」
「んなこと無い!」
「とりあえずこれでも食わんね。」
「あ、すまねぇ。」
茅野は野田からポテトを貰い食べる。
「ところで、まだ恋焦がれているのか?」
「あたぼうよ。野田に語った演説聞かそうか?」
「…遠慮しとく。」
その頃、滝川と相馬はベンチで缶ジュースを飲んでいた。
「なあ滝川、長野ってまだ遠いのか?」
「ああ、まだ半分くらいだな」
「そっかあ、滝川は長野行ったことある?」
「あるよ、前に家族でね。自然が多くていいとこだよ」
「…俺実はさあ、箱根の山を越えたことないんだよね」
「え…?だって、中学の修学旅行は京都だろ?」
「いや…そうなんだけど、テンション上がり過ぎちゃったのか、行く日に38度の熱が出ちゃってさ…。だから、久々の遠出でワクワクしてんだ」
「…そっか、なら今日は興奮し過ぎるなよ」
「ムリかも…女子いるし」
「もう気になった奴出来たのか?」
「ん〜まーね」
「誰だよ?」
「いまんとこは秘密だ」
「ふ〜ん、まあ合宿だからチャンスはアリアリだな」
「そーゆうこった。あー楽しみだ」
「そろそろ時間だな。」
「じゃあ戻るか。」
そして、バスはSAを出発して長野へ向かう。
直樹はようやく由美と打ち解けたみたいで、SAに入る前とは違い話し込んでいる。
そうしているうちに合宿地に到着する。
入所式があり、終わると各監督から指示が出る。
「野球部は101〜3。103はマネージャー用だ。剣道部は104〜5。監督室は106。何かあったら来てくれ。荷物を部屋に入れたら野球部は3時にグラウンド、剣道部も3時に剣道場に集合だ。以上、解散!」

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