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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 98

「…」
「胸だってようやくBになったの。私の体の成長が遅いのは認めるけど、だからと言って浮気は許したくないわ。浮気したいなら別れてあす香ちゃんとセックスすればいいじゃない。」
「…」
「でもね、今まで付き合ってきたなおちゃんを簡単には見捨てられないの。だから、この合宿中でなおちゃんが私を好きかどうか再確認させてもらうわ。なおちゃんは私の婿さんになる人だからね。だからこそなおちゃんにはしゃきっとしてもらいたいの。私の為、自分の為にもね。」
一方、橘とペアになった美咲は橘に何度か話しかけていたが、寡黙な橘はあまり喋らない。
反対に男慣れしていないあすみは、滝川に声をかけられてもあまり喋れていなかった。
ちなみに茅野は裕子に眼中がなく、あす香のほうばかり気にしていた。
やがてバスは休憩のため、談合坂SAに入る。
SAでトイレ休憩となる。
ほとんどの部員がトイレへとなだれ込む。
直樹も例外で無く、トイレへと行く。
そして、直樹はトイレで藤井に話し掛けられた。
「…色事師だな、あんた。」
「…」
「まあ別にお前が誰と付き合おうと俺には関係無いが、部内の空気は壊すなよな。俺は野球をする為にこの部に入ったんだ。野球はチームスポーツさ。だからみんなで力を合わせてやりたい。だから結束を乱すようなことは金輪際すんなよ。」
「…」
「さ、済んだし俺は戻る。」
立ち尽くす直樹の横を柊と野田が通り過ぎる。
腹が減ったのか、彼らはバスではなく、ファーストフードを販売してる店に向かった。
一方の直樹は、自販機に向かう。
そこには、由美がいた。
「はい、これなおちゃんの分ね。」
「悪いね、ありがとう。」
由美はスポーツドリンクを直樹に渡す。
「合宿、楽しみだねぇ。」
「ま、まあな。」
「そうそう、またドリンク作っておくからね。無くなったらまた私に言ってね。」
「はいよ。」
実際、スポーツ選手用のドリンクはスポーツドリンクを水で薄めて作る。
何ともそのまま飲むと甘すぎるからだとか。

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