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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 97

そして当日…
合同で合宿を行う為、大型のバスを1台チャーターして合宿地に向かう一行。
出発前に、席順を決めるのだが、ここで部員同士を交流を図る為に、男女に別のくじを引かせて同じ番号同士を隣同士で座らせるという作戦が取られた。
なお、由美・あす香は女子剣道部の方のくじを引いている。
直樹のペアだが、運命のいたずらか由美とペアとなった。
一方、あす香Loveを熱弁した茅野だが、あす香とペアになれず剣道部の稲垣裕子という子とペアになった。
ちなみに他の主なペアだが、あすみは滝川と、美咲は橘という風になっている。
美咲は相川と組みたかったらしいが、出来ずにがっかりしていた。
そして全員バスに乗り込み出発する。
バスの車内では、野田や柊とかが中心になり、トランプ大会が開催されていた。
一行直樹と由美は…
外ばっかり見ている由美と、下ばっかり見ている直樹という構図であった。
お互い声をかけたくても、あす香の件でかけられる状態ではなかった。
ちなみに当のあす香は、トランプ大会に参加して楽しんでいる。
千葉から長野はただでさえ遠いが、二人にとってはより長く時間を感じてしまう。
直樹はこのままではマズイと思い、由美に話しかける。
「あのさ…由美…」
しかし、当の由美の反応はと言うと無反応に等しかった。
おまけにバスは首都高速の渋滞にはまりなかなか動かない。
それゆえにただでさえ長い時間が更に長く感じられる。
一方、あす香達は…
「5来い!あ〜〜〜!!!」
「はい柊君ドボンね。」
「くそぅまさか12とは!こうなったら他の人もドボンしてくれるのを願うか。」
…とブラックジャックをしてたとさ。
更にバスは走り、中央道に入る。
高井戸を過ぎたあたりで、今度は由美が直樹にしゃべりかけた。
しかし、顔は相変わらず外を向いている。
「ねぇなおちゃん?」
「…何?」
「私達って昔っからの付き合いだよね?」
「う、うん。」
「私のなおちゃんに対する思いはね、ずっと昔から変わって無いよ。でもなおちゃんって私のことその程度にしか見てなかったってことなの?」
「そんなことは…」
「まぁ確かに私はあす香ちゃんに比べれば幼児体型だよ。腰のくびれだってようやく出来た位だし。」

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