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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 96

ただ、レギュラーシーズンの価値を損なわないようにアドバンテージとして、二位のチームが三位のチームと戦う時には無条件で一勝、一位のチームが二位のチームと戦う時は同じく無条件で一勝が与えられる。
なお、レギュラーシーズン終了時に一位のチームが二位以下に五ゲーム以上差をつけていれば、更に一勝がプラスされ、より有利に戦うことが出来る。
ちなみに七月末現在の順位は以下の通り。

パ・リーグ
1位福岡ドルフィンズ
2位所沢ファルコンズ
3位小樽キラーホエールズ
4位船橋ユニコーンズ
5位大阪ブルドックス
6位仙台レインボーズ

セ・リーグ
1位名古屋ダイナマイツ
2位西宮ワイルドキャッツ
3位長野エンペラーズ
4位高知サムライズ
5位東京フェニックス
6位川崎サンライズ

一方、照星高校野球部は合宿に行く訳だが、数日前に部内の雰囲気を変えたい橘から土居監督にこんな提案が出された。
「監督、女子剣道部と合同で合宿やりませんか?」
「何故だ?」
「みんな今の雰囲気を持続させるのはマズイと思っています。だから、うちの野球部以外と合同で合宿するんです。それも女子のみの部とです。ちょうど女子剣道部が合宿に出ます。その合宿をうちの野球部と合同ですればいいと思います。」
「そうか…。ところで合宿先の宛てはあるのか?」
「はい、ちょっと遠いですが、長野県に廃校になった小学校を改造した所があります。そこなら僕の知り合いもいますし。」
「そうか…なら女子剣道部の松山先生にも話しておくよ。」
「ありがとうございます。」
それゆえに、今回女子剣道部との合同合宿となった。
土居監督は問題解消のためにマネージャーを含めて全員強制参加にした。
 
「…という訳で今回の合宿は野球部と合同になりました」
女子剣道部の顧問である松山幸子は部員達の前でそう話した。
部員達は野球部との合同合宿に驚きの声を上げる。
「(野球部と合宿か…)」
考えるあすみの肩を美咲が叩く。
「あすみ、お兄ちゃんと一緒だね」
「うん…」
「野球部の人よく知らないけど、いい人いたらいいなあ」
あすみとは対照的に、美咲は胸を踊らせていた。

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