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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 89

「着いたよ!ここ!」
「へぇ〜なかなか立派な旅館じゃないか。」
「じゃ入るよ!」
いらっしゃいませ〜
旅館に入ると従業員が総出で出迎える。
そして女将さんらしき人があす香に話しかける。
「あっ、あす香ちゃんいらっしゃい!今回は彼氏連れ?」
「えっ…」
赤面するあす香。
「照れない照れない。いい部屋用意しておいたからゆっくりしといで!明日は休みだし。」
「は…はい…ありがとうございます。」
そして二人で部屋に向かう。
「部屋はこちらでございます。ごゆっくりおくつろぎ下さい。」
仲居さんの案内で二人は部屋に案内された。
「なかなかいい部屋じゃないか。景色もいいし。」
「そ、そうね。」
そして二人は向かい合わせに座る。
「あ、あのね高橋君。お風呂に入らない?」
「温泉ならまだ掃除中じゃあ…」
「何言ってるの!その前に部屋の風呂に入るのよ!今から水貯めて来るね!」
そう言うとあす香は風呂場に向かう。
直樹はあす香が風呂場に向かった後、暇だから携帯のメールを見る。
メールは3件入っていて、1件は野球雑誌のメルマガ、1件は由美から明日の午後なおちゃんの家に行くねという内容のメール。
ただ、もう1件のメールはと言うと…
From:茅野
Title:無題
本文:お前あす香ちゃんとキスしてただろ!この浮気者!火曜日覚えていろよ!
…という内容であった。
直樹の血の気が一気に引いた。
「(な…何でアイツがそのことを?)」
メールの文面からして、由美や他の部員にも言いそうな雰囲気だ。
直樹とマネージャーの由美が付き合ってるのは、部員全員が知っている。
その上で、もう一人のマネージャーにも手を出していたことがバレたら総スカンを喰らうことは確実だ。
あす香が誘って来たと言っても言い訳にしかならない。
「(ヤバイ…どうしよう…)」
「高橋君、お風呂はもう少し…?高橋君、どうかしたの?」
その声で我に帰る直樹。
「ななっ、何でもないよ」
直樹は素早く携帯を閉じる。

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