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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 85

「うん、ありがとう!全国何万といる高校生の中でプロになれるのは一握りだけど頑張るよ。」
「わたしも由美ちゃん以上に応援するよ!」
そして…
「小田原〜小田原です。東海道本線〜:〜発普通熱海行は〜番のりば。箱根登山鉄道急行箱根湯本行は〜番のりばです。…」
「あっ、着いたよ!じゃあ乗り換えるよ!」
「ああ、そうだな。」
そして二人は箱根に向かう。
一方茅野は野田と合流して水道橋に向かっていた。
「茅野、一体どげんしたとね?」
「実はな、高橋の野郎とあす香ちゃんがキスしたんだ。」
「そげんこつあるもんか!高橋には彼女(由美)がおるやろうもん。最近練習きついけん幻覚でも見たんやないとね?」
「い〜やそんなことは無い!この目で見たから間違い無い!」
「俺は見てないけん何とも言えんばってん、本当なら高橋は浮気者ばいね。まあ高橋には今度問い詰めるたい。それより今日の試合の先発は兼村と志水ばい。」
「おおお…マジで志水か?」
「スポーツ紙にそうあるけん間違いは無か。パ・リーグは予告先発やけん。」
「バビーマジックここにあり!って感じだよな。某掲示板からは予告先発が見えないって言われるけど。」
「ま、そんなとこたい。ばってん最近キラーホエールズって何かおかしいと思わんね?」
「確かに…何故か高橋コーチばかり目立つような気もするな。」
「高橋コーチって高橋の親父さんやけん高橋に何かあったっちゃろうか?」
「そりゃあ考え過ぎだぜ。」
「それならよか。ばってんふと気になったけん。」
「ま、とりあえず試合見ようぜ。」
「そうたい。」
実際キラーホエールズには様々な噂が存在している。
来年から札幌に移るとかユニコーンズが外国人監督で成功したから青谷監督を切って外国人監督を招聘するとか噂は尽きない。
そういう不穏な噂に対してキラーホエールズが一切コメントしていない為更に広まるのである。
まあともかく、東京ドームでキラーホエールズVSユニコーンズの試合が始まる。
キラーホエールズにとっては、元本拠地東京ドームでの久しぶりの試合だ。
キラーホエールズ兼村、ユニコーンズ志水の両エース対決となるこの試合。
特に、今年初めて行われたセ・パ交流戦で一位になりながら、その後失速気味のユニコーンズにとっては、上位チームとの戦いには負けられない。
プレーオフ圏内に入り、二年連続日本一を目指すためにも。

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