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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 83

茅野は愕然とした。自分があす香のことが好きというのもあるが、直樹があっさりあす香を受け入れてしまったのだ。
「(高橋、それでいいのか?お前の笠原に対する想いはそんなもんか?)」
その時、茅野の携帯が鳴った。野田からだ。
「茅野、今何処にいると?」
「…俺はアイツを許さない」
「??茅野?」
「俺のあす香ちゃんをあんな奴に喰われてたまるか!」
そう言って、茅野は電話を切り、二人の後を追う。
「おい茅野!お〜い!あ〜あ、切れたばい。何があったっちゃろ?それよりも腹減ったばい。地下のフードコートに行くかね。」
そして野田は地下のフードコートに行く。
一方直樹とあす香(with茅野)はハンズを出て池袋駅に向かっていた。
ただ、茅野は運の悪いことに池袋駅で彼らを見失う。
「あれ?あす香ちゃん達何処行っちゃったんだろ?」
茅野は周囲をキョロキョロ見渡すが、絶えず人がごった返す池袋駅で直樹達を発見するのはムリがあった。
「あっ!あっ!高橋君っ!」
「ああ…あす香、いいよ」
ふと、茅野はイヤな想像してしまう。
「あ〜!そんなことはない!あす香ちゃんは簡単に股を開く子じゃない!」
そう自分に言い聞かせる茅野。しかし、不覚にも下半身は反応していた。
茅野は懸命に探すがやはり見当たらない。
「くそ…メトロにJRに西武に東武…どれだ?ええい!一か八かJR山手線で勝負だ!」
しかし茅野の賭けは見事に外れた。
茅野が山手線ホームにたどりついた時、直樹達は湘南新宿ラインで小田原の方へ向かうつもりらしい。
しかも直樹達の乗せた電車は茅野が山手線ホームに着いた時に池袋をちょうど出発したとこだった。

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