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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 8

相手エースは県屈指の右腕。そう何回もチャンスは来ない。何とか決めたい。
初球、キレのあるスライダーが内角に入ってきた。が、手が出なかった。
「ストライク!」
流石にいい球を投げてくる。
二球め、今度は内角へのストレート。
イケる!俺はスイングをした。その時、足がピリッと痛む。
「くっ!」
カァーン!
打球はバックネットへ。追い込まれた。
打つ!打ってやる。
そう意気込んだ三球め、外角へのストレート。照準を合わせてスイング。
しかし、ベース手前で球が落ちる。しまった!フォークだ!俺のスイングは空を切った。
「ストライク!バッターアウト!」
まさかの三球三振。僕は天を仰いだ。
ベンチに戻りグローブを投げて八つ当たりをしてしまった。

しかし二番バッターの前田知良がヒットを打ってチャンスになった。
しかし後続が打ち取られ、ツーアウト1.2塁のチャンスであったが得点にはつながらなかった。
うーん、流石アレックス・カーターだ。Aなどと侮れる相手じゃなかった。

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