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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 7

「なおちゃん、どうしたのその足?」
「なんでもない。」
「なんでもないわけないじゃない。私先生呼んでくる。」由美は背を向けて、ベンチへもどろうとする

「余計なことするな。」
俺は大声を出してしまった。
由美はビックリして、止まってしまった。
「この試合に勝てば、県大会にいけるんだ。余計なことはしないでくれ頼む…」
「でもその足じゃ無茶だよ。」
「無茶かどうかは俺が決める余計なお世話だよ。」そう言って、俺はテーピングをつけ始めた。
しばらくすると、由美は、「フゥ」っとため息をついて、テーピングをつけるのを手伝ってくれた。
「昔から負けず嫌いだったもんね。」巻き終わると由美は笑いかけた。
「悪かったな、負けず嫌いで。」頭をかきながら苦笑いでしゃべった。
「これで大丈夫だと思うけど、最後におまじないをしてあげる。」そういうと由美は頬にキスをしてきた。
「絶対勝ってね…」由美はキスをした後耳元で囁いた。
まさか、キスされるなんて思わなかった。なんか恥ずかしくなった。だけど由美との約束は守りたくなった。
「ありがと…な。」
この顔の赤さを由美に見られないように、立ち上がった。
「さあ…行くか!!」
「…うんっ!」
少し急いで、仲間のいるベンチに戻った。
ベンチに戻って見るとワンアウトながら二塁と先制のチャンスになっていた。
俺は相手ピッチャーを睨みながらバッターボックスに入った。

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