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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 70

しかし、先制点を叩き出したサード松尾のまさかの大暴投で、照星は幸運なかたちで1点を返す。
なおも1アウト2塁で4番野田。
野田は相手竹中の137kmのストレートを、簡単にバックスクリーンに持っていく。
これで照星は3‐2と逆転する。
続く5番柊は見逃し三振に倒れる。
そして6番橘を迎える。
橘は竹中の四球目のストレートをレフト前に運ぶ。続く茅野もヒットを放つが、8番相馬がショートゴロゲッツーに倒れる。
そして、2回は何れも三者凡退。
3回表は1人走者が出たが、併殺打で3人で攻撃終了。
3回裏は3番直樹から。
直樹はセンター前ヒットを放つ。
4番野田は見逃し三振。
5番柊は右中間突破の2塁打。
これで直樹がホームへ突っ込むが、強肩のライト片桐から矢のような送球が帰ってきて、本塁クロスプレーでタッチアウトとなる。
そして6番橘はショートゴロに倒れた。

これ以降は両校とも走者を出すことがあっても帰ることはなく、スコアボードには0が並んでいった。
そして、8回表を迎える。
先頭は片桐。今日は3打数2安打。シングルヒットを2本放っている。
その片桐相手に相川は2−2からの五球目、縦に落ちるスライダーを投じるが、片桐はそれを上手く掬い上げる。
打球は意外にグングン伸び、ライトスタンド最前列に飛び込んだ。
まさかのホームランに唖然とする相川。
片桐は巧打力は評価されていたが、ホームラン率は決して高くはない。
まさに意外な一発だった。
続く4番三宅・5番松尾は打ち取り、2アウトまでこぎつける。
しかし6番草野に、甘く入ったツーシームを再びライトスタンドに持って行かれてしまう。
7番松下は打ち取り3アウトとなるが、照星は3‐4と逆転される。
8回裏の照星は7番茅野から。
ここで館山国際は竹中からピッチャーを変える。
そのピッチャーとは…
「ア、アレックス!」
直樹は思わず叫ぶ。

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