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プレイボール!
官能リレー小説 - 学園物

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プレイボール! 41

それから数日後……直樹の家は恒例の大掃除が実施され障子の張替えや物置の整理もする。
「はぁ〜〜〜あたたたったたたたたったたたったた!」
達也は声を上げて障子に指を突き刺していて魁は唖然としていた。
「流石に知らないか……北斗百裂拳は…」
直樹はまたやっていると言う感じである。こうして見ると達樹と同じ血が流れていると感じていた。
「そろそろじゃないの?納会は?」
納会…それは野球部伝統行事で餅つきをするのである。
直樹は魁を連れ出すと中学校へと向いグランドでは由美がセイロを抱えていた……。
「なおちゃん…調度よかった…お餅付いて!?」
「はぁ?」
「後輩が全員ばてたの……OBも何人かぎっくり腰になっていて…」
実は部室に飾る鏡餅や部員は正月に食するお餅や鏡餅を作るのが伝統であってこの時期になるとOBも姿を見せるが普段からの運動不足がぎっくり腰を起こす原因になっている。
「よっしゃぁ〜〜〜部室に飾る鏡餅の分だな?」
「そうよ!」
軽くストレッチをすると直樹は杵を持ち由美は膝を付き返す準備をする。
「危なくないか?もし手に当たったらどうするんだよ?」餅を付き返す役、それはいがいと危険なのだ。
「まかしてよ、これでもこの仕事三回目なんだから。」直樹達三年生が入部したときはマネージャーがおらず由美は一人で雑用等をこなしていた。
「そうか、じゃあ遠慮せずに。」そして二人は餅を付き始めた。



数分後
「よっ。」ドスン
「ハイ。」ペタ
「よっ。」ドスン
「ハイ。」ペタ



「やっぱりあの二人は息があってるよ。」いつの間にか来ていた城戸蒼太が二人を見て感心した。
「まぁ……この前裸でストレッチしていたし……」
魁の言葉に直樹が振り下ろした杵は地面に突き刺さった。
「君は確か…直樹の?」
「従弟になります……」
「やっぱりか……ある程度は欲もアスリートには大切だからな……」
蒼太は言うと直樹が杵を持って喧騒な顔になっていた。
「こういうときは逃げるんですね?」
「特に凶器を持った選手となると危ないからな」
二人は猛ダッシュしてその後に直樹が追いかける。
「直ちゃん!追っかけっこは後!先にこっちを仕上げちゃいなさい!」
由美にこう言われると直木は由美に従うしかなかった。

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